一四一七年、その一冊がすべてを変えた

一四一七年、その一冊がすべてを変えた

出版社: 筑摩書房
著者: スティーヴン・グリーンブラット、河野 純治
  • ルネサンスの原動力となったのは、忘れ去られていた古代ローマの哲学詩だった──。ある写本の発見が与えた衝撃を描く傑作歴史物語。解説 池上俊一
  • ルネサンス前夜のイタリア。教皇庁の書記官ポッジョ・ブラッチョリーニは、古代の文献を探し求める人文主義者でもあった。1417年、ドイツに旅に出た彼は、修道院で一冊の写本を発見する。それは、古代ローマの詩人ルクレティウスの『事物の本性について』。千年以上の眠りから偶然にも目覚めたこの作品は、キリスト教的世界観と真っ向から対立する宇宙論を高らかに歌い上げていた。ポッジョはこの詩を世に送り出し、それを読んだモンテーニュら様々な思想家・芸術家によって新しい時代が花開いていく──。一冊が引き越こした歴史を生き生きと描く、ピュリッツァー賞受賞の傑作。
    解説:池上俊一

  • 第一章 ブックハンター
    第二章 発見の瞬間
    第三章 ルクレティウスを探して
    第四章 時の試練
    第五章 誕生と復活
    第六章 嘘の工房にて
    第七章 キツネを捕らえる落とし穴
    第八章 物事のありよう
    第九章 帰還
    第一〇章 逸脱
    第一一章 死後の世界
    訳者あとがき
    解説 池上俊一
    原註/参考文献/索引

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