なぜ人は締め切りを守れないのか

なぜ人は締め切りを守れないのか

出版社: 堀之内出版
著者: 難波優輝
  • ●千葉雅也さん推薦!
    私たちは実のところ、「締め切り」のことをよく知らないまま生きている。
    ときに私たちを苦め、ときに私たちを奮い立たせる「締め切り」とは何なのか?
    「締め切り」から、現代社会に深く埋め込まれたルールを描き出し、豊かな生き方を探る哲学的冒険。
    “我々は、いわば「時間的な無理」をさせられている。生きることの柔軟性をどう取り戻すか。この時間論には、哲学の新しい文体がある。すごく良い本だと思った。元気が出る本だ。”
    ──千葉雅也
    時間について:時間とはそもそも何なのか?
    計画について:昔の人はもっとのんびり生きていた
    仕事について:無理な要求から逃れる方法は?
    死について:最大にして最後の締め切りを考える
    ●締め切りの間を縫って、私たちが〈いい時間〉を手に入れるために
    “残業によって得られる賃金は計算できる。さまざまな締め切りの集合体である「プロジェクト」は、時間を対価に成果を提示する。いっぽうで、愛する人と過ごす時間、趣味に没頭する時間の価値は計算が難しい。私たちは、〈いい時間〉を計量することができずにいるのだ──。”
  • 目次
    序章
    なぜ人は締め切りを守れないのか
    第1章
    いい時間とわるい時間──私たちはどんな「今」を生きたいのか?
    第2章
    プロジェクト──私たちから時間を奪うもの
    第3章
    生きている時間──私たちはいつも何かに間に合わない
    第4章
    いろいろな遊びの時間を旅する──時間の遊び論
    第5章
    いい時間をつくる──時間正義のためのデザイン
    第6章
    デッドライン──死から締め切りの本性を考える
    あとがき
    ブックガイド 新しい時間をデザインするために
    参考文献

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