歴史

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出版社: 悠書館
著者: ニキフォロス=ヴリエニオス、相野洋三
  • 西洋古代・中世を通じて唯一の女性歴史家アンナ=コムニニを歴史学へ導いた、夫ニキフォロスの歴史書を初邦訳。マンツィケルトの戦いや著者の祖父による反乱など11世紀ビザンツ帝国の動乱と、若きアレクシオスの活躍を描く。
  • ニキフォロス=ヴリエニオスの生涯と作品(井上浩一) 
     系図:コムニノス家とドゥカス家
    :ヴリエニオス家
     付図:十一世紀のローマ世界
     凡例 
              
    序文  
    [ニキフォロス=ヴォタニアティスの簒奪~アレクシオス=コムニノスの怒り~アレクシオス=コムニノスに対する陰謀〜アレクシオス= コムニノス、ヴリエニオスとヴァシラキスを捕らえる〜アレクシオス=コムニノスの反乱〜ニキフォロス=ヴリエニオスによる序文]
    第Ⅰ巻  
    [イサアキオス=コムニノスとヨアニス=コムニノス兄弟の教育〜イサアキオス、権力の譲渡を弟に申し出る〜コンスタンディノス=ドゥカスの即位〜ヨアニス=コムニノスの子供たち〜トルコ人の起源、ムゥフゥメトとタングロリピクス〜マヌイル、フリソスクロスを籠絡する〜ディオエニス、トルコ人に対して進撃を決意する〜ヴリエニオス、ヴァシラキスの救援に向かう〜ローマ軍の敗北と皇帝の捕縛〜皇后エヴドキアと息子ミハイルが権力を握る〜アンドロニコス=ドゥカスの出征〜ロマノス= ディオエニスの捕縛と拷問と死]
    第Ⅱ巻  
    [新しい統治〜フランク人ウルセリオスの離反〜ローマ軍敗れ、イサアキオス、トルコ人に捕らえられる〜ローマ軍の脱走およびアレクシオスの逃走〜ケサルのヨアニスの対ウルセリオス遠征〜ゾムポスの戦い、ケサルの敗北と捕縛〜アレクシオス、しつこくウルセリオスを攻撃する〜アマシアの住民へのアレクシオス=コムニノスの演説〜アレクシオス=コムニノス、フランク人の要塞を奪う〜アレクシオス=コムニノスとセオドロス= ドキアノスの会見〜イサアキオス=コムニノス、アンティオキアの総主教を同市から追い払う〜アンティオキアでの暴動とトルコ人のシリアへの侵入]
    第Ⅲ巻  
    [ニキフォロス= ヴリエニオス、ケサルに推薦される〜ヨアニス=ヴリエニオスとニキフォロス=ヴァシラキスの共謀〜アドリヌポリスにおけるヴリエニオス〜コンスタンティノープルを前にしてのヨアニス=ヴリエニオス〜攻囲側によってなされた破壊行為〜アレクシオス=コムニノスの手柄および結婚〜攻囲の打ち切りとヴリエニオスの対スキタイ戦〜ニキフォロス=ヴォタニアティスの反乱〜コンスタンティノープルにおける元老院と軍の謀反〜アレクシオス= コムニノス、コンスタンディオスを皇帝に据えようと試みる〜皇帝ミハイル=ドゥカスの退位]
    第Ⅳ巻 
    [ヴォタニアティス、国庫の金を使い尽くす〜アレクシオス= コムニノス、諸軍の指揮を引き受ける〜ヴリエニオス軍の陣立て〜アレクシオス= コムニノス軍の陣立て~ニキフォロス= ヴリエニオス、捕らえられる〜ヴリエニオス、視力を奪われる〜ヴァシラキス、セサロニキから出撃する〜アレクシオス= コムニノスの戦略〜ヴァシラキスの失明〜イサアキオス= コムニノス、ヴォタニアティスの寵を得る〜アレクシオス=コムニノス、スキタイを追い払う〜ニキフォロス=メリシノスの反乱〜プロトヴェスティアリオスのヨアニス、軍事指揮をとる〜エオルイオス= パレオロゴス、ニケアの包囲をやめさせようとする〜プロトヴェスティアリオスの忘恩]
    付録:マンツィケルトの戦い―ロマノス= ディオエニス帝の最後の遠征からその死まで―  
       プセロス『年代記』  
       アタリアティス『歴史』  
       『続スキリツィス』  
       ゾナラス『歴史要約』  
    解題  
    訳者あとがき  
    相野洋三先生の逝去を悼む(中谷功治)  
    ニキフォロス=ヴリエニオス『歴史』テクストに関する補遺(村田光司)  
     訳註  
     関連史料および参照文献  
     索引  

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