マリアさま

マリアさま

出版社: 筑摩書房
著者: いしいしんじ
  • 幻想と現実のあわいに仕舞われた、すこし変てこで愛しいできごと。一つひとつのおはなしが静かな奇蹟をよぶ、光にみちた小説集。書き下ろし短編も!
  • 幻想と現実のあわいに仕舞われた、すこし変てこで愛しいできごと。一つひとつのおはなしが静かな奇蹟をよぶ、光にみちた小説集。書き下ろし短編も!
    一編ずつが、空気のいい場所への日帰りの遠出。
    いしいしんじと書いて融通無碍と読みたい。
    ――江國香織
    何があったのか根堀り葉掘り訊くのではなく、静かに、一緒に、時間を過ごす。
    究極の優しさのように思えた。
    ――松永美穂(解説より)
    眠る前にそっと撫でたくなる、光にみちた小説集
    体がぽろぽろと土に変わってしまう病気をわずらう兄と、その土を一粒のこらずあつめてバラを育てる弟(「土」)。不思議な花びらがいざなう"おはなしと水でできている島"(「ジュプン」。遠い異国を、ひみつの記憶を、大切な思い出を旅するように紡がれるいしいしんじの世界。小さなきらめきをとじ込めた29のおはなし集。単行本未収録1編&特別書き下ろし短編「光あれ」を増補!
    片隅にひそむ小さな光をやさしく掬い上げてくれる――これは、そんなおはなし。
  • 犬のたましい
    とってください

    せせらぎ
    きこえてくる音、自然と
    虎天国
    ウミのウマ
    煙をくゆらせる男
    私の心臓
    クンさん
    園子
    すっぽんレゲエ
    氷の国
    森のドレス


    スモウ
    チェス
    野性の馬
    オリーブの木
    エヘン窟

    おとうさん
    子規と東京ドームに行った話
    やすしと甲子園に行った話
    ユリシーズ
    ジュプン

    光あれ
    解説 松永美穂

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