逸脱のフランス文学史

逸脱のフランス文学史

出版社: 書肆侃侃房
著者: 塩塚 秀一郎
  • 『聖アレクシス伝』『狐物語』からパトリック・モディアノ、アニー・エルノーまで。
    新たな角度から提示される、わくわくするフランス文学講義!
    レーモン・クノーやジョルジュ・ペレックらによる前衛的な実験文学集団「ウリポ」。
    言語に秘められた潜在的可能性を追求した彼らの営為を研究してきた著者が、
    「ウリポ」の視点からフランス文学史を新たに捉え直す。古典から現代作品まで25の名作でたどるフランス文学案内。

    「私がウリポの作家たちを身近に感じるのは、彼らが深刻さを拒んでいるからです。この深刻さというやつは、フランス文学の風土のいたるところで感じられるもので、ちょっとは自分を皮肉る必要がありそうなときでも消えはしません」(イタロ・カルヴィーノ)

    【紹介される作品】
    フランソワ・ラブレー『ガルガンチュアとパンタグリュエルの物語』
    ジャン=ジャック・ルソー『告白』
    ドニ・ディドロ『運命論者ジャックとその主人』
    スタンダール『パルムの僧院』
    オノレ・ド・バルザック『従兄ポンス』
    シャルル・ボードレール『悪の華』
    ギュスターヴ・フロベール『感情教育』
    ギュスローヴ・フロベール『ブヴァールとペキュシェ』
    ジュール・ヴェルヌ『神秘の島』
    レーモン・ルーセル『ロクス・ソルス』
    アンドレ・ジッド『贋金つかい』
    マルセル・プルースト『失われた時を求めて』
    アニー・エルノー『戸外の日記』
    ほか

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