団塊ボーイの東京1967-1971
出版社: 弦書房
- 昭和23年(1948)生まれの筆者が1960年代後半当時の自身をとりまく人々との間で交わした言葉を大切に蘇らせた力作随想録。
- 昭和23年(1948)生まれの筆者が1960年代後半当時の自身をとりまく人々との間で交わした言葉を大切に蘇らせた力作随想録。
- 団塊の世代が1960年代後半を振り返る。全共闘、ベトナム反戦運動、水俣病闘争など時代の大きな脈動があったようにみえる。しかし、著者は、団塊があの時代をリードしたのではなく、ただ虚無主義を演じていただけの絵空事だったのではないかと喝破する。結束しようとしたのではなく実はバラバラの〈断解〉であったとみている。しかし「人間と人間の間に媒体として言葉が力があった時代の最後」(芥正彦)だったことは確かである。著者が当時の自分をとりまく人々との間で交わした言葉を大切に蘇らせた力作随想録。
- ラッパとVAN
デラシネvs闇市
「カ・ネ・コ・ミ・ツ・ハ・ル」
はとバス
雲の上の麻布台
無着成恭先生
風立ちぬ
クボセン
ジェームス槇
夜明けのスキャット
吉祥寺の雪女
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ああ紅テント
憧れのジイ様たち (他66話)