〈読み〉のディヴェルティメント
出版社: 関西学院大学出版会
- ディヴェルティメントとはイタリア語で楽しみ、気晴らし、趣味という意。ありふれた〈読み〉を更新し、別の光を当てる論考6編。
- テクストを〈読む〉とは、その内部と外部の観念や思考枠組みの構造、結び合い、歪みを感知すること。ありふれた〈読み〉を更新し、別の光を当てる〈読み〉の「愉しみ」にあふれた論考6編。
- フォークナー「納屋を焼く」について
──サーティの葛藤再々考、あるいは「主体」になるサーティ
Obscure Memorial
──トーマス・グレイ「墓畔の哀歌」をめぐって
物語の場所
──ペーター・ハントケ『ジュークボックスについての試み』について
経験の言語と言語の経験
──ペーター・ハントケ『幸せではないが、もういい』をめぐって
カント『啓蒙とは何か』を読む
──分割と迂回
ニーチェ『悲劇の誕生』を読む
──虚構と闘争
あとがき