増補版 言葉への戦術

増補版 言葉への戦術

出版社: 論創社
著者: 別役実
  • 〈別役ワールド〉入門書!
    別役 実 初期評論集の増補復刊!
    安部公房の戯曲「友達」を批評した「演劇における言語機能について」(『季刊評論』)を中軸にすえ、〈不条理劇〉を展開した劇作家の1970 年前後の論巧をまとめた。
  • Ⅰ 言葉・その表情と構造
    犯罪の構造
    ハニカミの構造
    話術としての『暴力』について
    日本語について
    「言語遊戯」について
    もう一つの「アルファヴィル」
    「アンダルシアの犬」における映像機能について
    「バベルの塔」と「私小説」
    前近代への陥穽―ジュネ《女中たち》翻訳の場合
    天皇制下の空洞―二・二六事件より
    Ⅱ 演劇とその文体
    演劇における言語機能について―安部公房〈友達〉より
    前衛劇は奇形にすぎぬか
    ストリップショーから演劇へ
    現代演劇にあらわれた性の思想
    「演技論」のパラドクス
    アラバールについて(1)
    「戦場のピクニック」
    アラバールについて(2)
    「建築家とアッシリアの皇帝」
    小劇場運動を振り返って
    Ⅲ 創作雑感
    盲が象を見る
    赤い鳥の居る風景―「ヒロシマ」との関係を探るために
    ヒロシマについての方法
    「門」について
    八木重吉氏について
    イーハトーブ伝説について
    スパイ礼讃
    華やかさのために死ぬ
    私のアリス論―アリスは如何に創られねばならないか
    飛行船讃歌
    街との対話
    街と儀式
    断食芸人の悲哀
    獏の構造
    「獏」創作雑感
    「そよそよ族の叛乱」創作ノート
    Ⅳ 増補
    三好十郎論
    『別役実戯曲集 マッチ売りの少女/象』それからその次へ(あとがきにかえて)
    『別役実戯曲集 不思議の国のアリス』あとがき
    『別役実戯曲集 そよそよ族の叛乱』あとがき
    旧版 あとがき
    増補版の出版にあたって/野田映史

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