新版 絵はがきにされた少年
出版社: 柏艪舎
- ジャーナリストの目と心が捉えた、豁然と生きるアフリカの人々を描く11章。第三回開高健ノンフィクション賞受賞作が新版で甦る。
- 新聞社の特派員として赴任したアフリカで取材をつづけるうちに、著者は先入観をくずされ、アフリカに生きる賢者たちに魅せられていく。豁然と生きる人々を描く11章。第三回開高健ノンフィクション賞受賞作が新版で甦る。
- 内戦中のスーダンで撮影した「ハゲワシと少女」でピュリッツァー賞を受賞、
その直後に自殺したカメラマン。ルワンダ大虐殺を生き延びた老人の孤独。
アパルトヘイトの終わりを告げる暴動。紛争の資金源となるダイヤモンド取引の闇商人……。
新聞社の特派員として取材をつづける中で、著者は先入観をくずされ、
アフリカに生きる人々、賢者たちに魅せられていく。
アフリカ―遠い地平の人々が語る11の物語。
第三回開高健ノンフィクション賞受賞作品 - 第一部 奇妙な国へようこそ
1 あるカメラマンの死
2 どうして僕たち歩いてるの
3 噓と謝罪と、たったひとりの物語
4 何かを所有するリスク
第二部 語られない言葉
1 絵はがきにされた少年
2 老鉱夫の勲章
3 混血とダイヤモンド
4 語らない人、語られない歴史
第三部 砂のよう、風のように
1 ゲバラが植えつけた種
2 「お前は自分のことしか考えていない」
3 ガブリエル老の孤独
文庫版(二〇一〇年)あとがき
あとがきにかえて
引用文献