戦後を生きて思うこと―戦後80年にあたって―

戦後を生きて思うこと―戦後80年にあたって―

出版社: アスパラ社
著者: 山梨平和ミュージアム
  • 全国41人の戦前から戦後につながる貴重な体験記。
    第1章「私の戦争体験」は、フィリピン、満州で終戦を迎え、そこから日本に帰るまでの命懸けの体験等々が体験者ならではの迫力で記されている。第2章「親族…
  • 第1章「私の戦争体験」は、フィリピン、満州で終戦を迎え、そこから日本に帰るまでの命懸けの体験等々が体験者ならではの迫力で記されている。
    第2章「親族の戦争体験を踏まえて」は、父、叔父、母の戦争体験が子ども世代にどんな影響を与えたか、また、子ども世代が親の体験・思いをどう受け止めどう生きたか、思いのつまった記録である。
    第3章「戦後を生きて思うこと」は、終戦前後から一九五〇年代頃に生まれた方々の多彩、多様な戦後の体験が集まっている。
    世界的にも珍しい八〇年にわたる戦後日本史を生きた体験、思いが生活者、主権者の視点で書かれており、貴重な記録集となっている。総じて、自らの体験をふまえて、平和と民主主義、憲法を守り活かせたい…の思いがにじみ出ているものが多い。
  • 一 私の戦争体験
    これでよかったかな、わが人生
    生きぬいて日本に帰る
    雨ニモ負ケズ風ニモ負ケズ―ある中学生の戦中•戦後
    九三年の証
    終戦から八〇年…
    満腹不戦
    被爆八〇年、私の心の軌跡
    二 親族の戦争体験を踏まえて
    心の中に生きている父
    父、叔父の戦争体験から伝えたいこと
    父・母の想いを軸に
    父と叔父の満州体験を振り返って
    戦争から見えた家族史―「九条碑」建立に込めた思い
    父の戦争を伝える
    戦死した父のことなど
    千の風と私
    私の人生を振り返って
    三 戦後を生きて思うこと
    伯父と甥との戦争と平和をめぐる対話    鈴木壽重
    軍事郵便から戦争を考える
    非戦八十年「甲府駅前周辺の変遷」を通して
    一九四六年一月二六日 わたしは生まれた
    戦後八十年、顧みて想う二つのこと
    もう一つの甲斐の塔
    「日本は米国と共に…」、我が国はついに軍事大国に
    ベトナム戦争のあの頃、そして、オリンピック
    核兵器廃絶平和都市宣言から四三年
    私と中国 重慶日報を中心にして
    私にとっての戦後、そして今
    戦争は、すぐそこまで迫って来ている
    平和のために諦めないでできることを
    戦後八〇年、湛山をめぐる縁
    平和に向けて私たちができること
    戦後八〇年と「リニア中央新幹線」の行方
    リニア新幹線と戦後史
    原発事故〜ふるさとが奪われた
    それでも戦争法に抗う
      ―安保法制違憲訴訟やまなし八年間の闘い―
    違憲訴訟をやってみたら、日本が見えた
    「私も言いたい」に投稿一五年
    高源寺文庫の開館から再開まで
    人と人とがつながる居場所「はしば文庫」
    私と核兵器禁止条約
    四 資 料
    ハーグ平和アピール
    アジア太平洋戦争 各国の被害
    戦死の実態―餓死した英霊たち
    パリ不戦条約
    国連憲章 前文 第2条
    ポツダム宣言
    日本国憲法
    村山富市内閣総理大臣談話
    憲法学者そろって疑義
    十五年戦争関連年表
    戦後史 略年表
    あとがき

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