激動の時代

激動の時代

出版社: 作品社
著者: マリオ・バルガス=リョサ、久野 量一
  • ★作品社公式noteで「訳者あとがき」公開中→「激動の時代 試し読み」で検索!
    ラテンアメリカ文学ブームを先導した巨匠、最晩年の長篇
    嘘が真実になり、ラテンアメリカを変えた─。
    冷戦期グアテマラで展開される、権謀術数渦巻く国際政治の闇を複眼的に描いた傑作。

    1954年、グアテマラ。CIAを通じて米国の支援を受けた軍事クーデターが起こり、貧困にあえぐ国民を救うべく10年にわたって農業改革を進めたハコボ・アルベンス政権が崩壊し、カルロス・カスティーリョ・アルマスを大統領とした独裁政権が樹立されたが、その背後では、「グアテマラが共産主義国になってソ連の海岸堡になる」という噓の情報がメディアに流されていた――。現実は、噓によってかくも歪んでしまうのか。米帝国支配の暴力性を言語化し、ありえたかもしれない歴史を描く、ノーベル賞作家が今日の世界に遺した傑作長篇。

人気の小説/文芸

クレジット表示/商標について
サイトについて