
天狗裁き
出版社: ロクリン社
- 「落語絵本」の草分けとして活躍し続ける川端誠氏の新作です。落語の滑稽噺で有名な一席の初の絵本化。
- 眠りながら表情が変わる辰五郎を見て、「どんな夢を見たの?」とおかみさんが尋ねます。「夢なんて見てねぇ」という辰五郎に、おかみさんは納得がいきません。夫婦げんかが始まります。そこに徳三郎がやって来て、おかみさんを外に出し、二人きりになると「で、どんな夢だ?」と辰五郎に迫ります。しかし、辰五郎の答えは変わりません。ついに、ここでも喧嘩が始まってしまう始末。さらに大家さん、お奉行様までも自分にだけは教えろと迫ります。辰五郎の夢を巡っての大騒動の物語。