不親切教師はかく語りき

不親切教師はかく語りき

出版社: さくら社
著者: 松尾 英明
  • 賛否両論。教育界を揺るがしたベストセラー 待望の〈対話編〉
    よけいな親切をしないことこそが、子どもたちを主体的にし、自らの力を発揮できる環境をつくる真の親切であり、本当の愛情である――そう語った〔不親切教師〕に寄せられた疑問・質問・意見・批判。それらの問いに丁寧に答えつつ語る具体的で実践的な教育理念。
  • 第一章 無理解に気付く
    ❶ 親切教師は「熱心な無理解者」
    ❷ 「先生の話は聞くもの」か
    ❸ 「みんななかよく」できない前提がある
    ❹ 指導の成果ではなく発達の結果
    ❺ 教師は安全基地ではない
    ❻ 「おもらし」が多い理由
    ❼ 暴力や暴言の陰にある「助けて」の声
    ❽ マラソン大会という無理解
    ❾ 教師は「許さない」ができない
    ❿ 背の順は多様性の尊重と逆行
    第二章 バランスをとる
    ❶ 「みんなでドッジボール」という人権感覚の鈍さ
    ❷ 礼儀は人間関係の潤滑油
    ❸ 「揃える」から「スタンダード」へ
    ❹ 服装規定というルール
    ❺ 「指導」と「支援」
    ❻ 「強制」と「選択」
    ❼ マスク着脱を「強制」できるか
    ❽ 「多様性を認める」とは
    ❾ ルール設定は適切な評価とセットで
    ❿ 「積極的不行動」と「消極的不行動」を見極める
    第三章 「そこじゃない」
    ❶ 「きちんと」を求めすぎていないか
    ❷ 「夏休みのしおり」による管理
    ❸ 正解は「どちらか一方」か
    ❹ 「我慢」の美徳をはき違えない
    ❺ 親切が「不正行為」になるとき
    ❻ 「例年通り」は消化行事
    ❼ 体育がつくる「運動嫌い」
    ❽ 「栄養バランス」「三角食べ」より大切な食育
    第四章 不親切教師的「切り返しの技術」習得のススメ
    ❶ 親切が学びの妨げになる
    ❷ 不親切が引き出す子どもの優しさ
    ❸ 「同じこと」の中でこそ育まれる個性
    ❹ 働き方改革に実効を
    ❺ 「難問」で挑戦意欲を引き出す
    ❻ 連絡帳は返事一文&すぐ電話
    ❼ 保護者の努力は全肯定
    ❽ 宿題を出す目的
    ❾ 失敗を歓迎しよう
    第五章 心配を手放す
    ❶ 「教科書を終わらせる」は目的じゃない
    ❷ 枠の中での自由
    ❸ ドリルを丁寧に見るよりこまめな小テストで
    ❹ 学校で起きたことは学校で
    ❺ 説明はシンプルなほどよく伝わる
    ❻ 心配事はパス(手渡し)しよう
    ❼ 心配を取り除くための先回り
    ❽ 「全員に平等に」という思い込み
    ❾ 「全員に同じ成果を」という義務感
    ❿ 保護者からの要望対応に線引き

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