歴史哲学最終講義

歴史哲学最終講義

出版社: 筑摩書房
著者: G.W.F.ヘーゲル、松田 純
  • ヘーゲル終焉の年に行われた「世界史の哲学」講義筆記録の新訳。歴史を通し精神の本質をなす自由はどう実現されたか。思想の最終到達点が示される。
  • 「世界史は自由の概念の発展である」と主張し、その過程を縦横に語った講義「世界史の哲学」。長らくヘーゲルの入門書として読まれてきた『歴史哲学講義』は、恣意的な編集によって歪められたものであったため、多くの誤解を生んできた。アカデミー版全集に基づいた新訳は、真のヘーゲル像を明らかにする。10年間になされた講義のなかでも1830/31年冬学期の講義は特に重要だ。中国、インドなどの東方世界の歴史から、ギリシア、ローマ、ゲルマンへと辿り、フランス革命後の激動期を考察する。それはヘーゲル最後の国家論・政治哲学の卓抜な洞察であり、現代の自由主義論争にも大きな示唆を与える。
  • 目訳者による序
    凡 例
    訳注の凡例
    世界史の哲学への序論
    はじめに
    一 世界史の哲学の普遍的な目的は客観的な目的
    二 究極の目的設定の内容
    三 世界史の歩み
    世界史の哲学
    一 地理学的三区分 
    二 世界史の時代区分
    第一章 東方世界
    一 中国
    二 インド
    三 ペルシア帝国
    四 エジプト
    第二章 ギリシア人
    第一期 ギリシア世界の起源と形
    第二期 ペルシア戦争からアレクサンドロス大王の東方遠征まで
    第三期 ギリシアの没落
    第三章 ローマ人
    第一期 ローマの起源と強国への発展
    第二期 第二次ポエニ戦争から帝政成立まで
    第三期 帝政時代
    第四章 ゲルマンの国

    第一期 ゲルマン諸民族の登場
    第二期 中世
    第三期近世
    訳者あとがき
    事項索引
    人名索引

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