マンガ認知症【施設介護編】
出版社: 筑摩書房
- 認知症の人に向いた施設って? 入居したら進行が早まるの? 職員さんとどう話す? 認知症の施設介護の不安を吹き飛ばす。
- 認知症の人に向いた施設って? 入居したら進行が早まるってホント? 職員さんとどう話せばいいの? 認知症の施設介護の不安を、介護のプロが吹き飛ばす!
- 大好きな祖母が認知症になってしまい、母と二人で介護に取り組むマンガ家、ニコ。在宅介護が限界を迎えて施設に入居してもらったものの、祖母の認知症の症状がみるみる悪化していきました。ふたりはしょっちゅう呼び出され、かかる費用は月40万円……!?
じつは、認知症の人には「向かない施設」があるんです。
「施設介護の始めどきって?」
「この行動は本人からのSOS?」
「職員さんとどう話せばいいの!?」
「施設で最期を迎えるのはかわいそう……」
介護事業を立ち上げて30年のコジマさんと認知症の心理学の専門家・サトー先生が、認知症の施設介護の不安を解きほぐします。
スペシャルゲスト・樋口直美(『誤作動する脳』他)
番外編「レビー小体型認知症ってなんですか?」も収録! - 序章 在宅介護を続けるべきか不安です
認知症とはなにか/ICD?11の診断基準/認知症とその介護をめぐる状況/在宅介護の限界はいつか
第1章 どの施設が合っているのかわからず不安です(前編)
ニコ家の状況について/家族が認知症になったら/ケアマネには「事実」を伝える/施設を探す
第2章 どの施設が合っているのかわからず不安です(後編)
施設とすまい/介護老人保健施設(老健)と介護医療院/グループホーム(認知症対応型共同生活介護)の現実/介護付き有料老人ホーム(有料)/特別養護老人ホーム(特養)/サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)はサービスなし?/なぜサ高住は高いのか?/「死んだ魚の目」に注意
第3章 本人が施設を嫌がっているのではないかと不安です
入居時不適応で起きる周辺症状/「帰りたい」と言うのはなぜ?/言葉が荒くなるのは、職員との相性が悪いから?/認知症の記憶障害の仕組み/虐待の兆候は介護職員同士の会話にある/入居時不適応はSOSでもある
第4章 施設とのつきあい方がわからなくて不安です
「施設に入れてしまった」と思わない/誰に話せばいいのか/施設で問題を起こしたらどうなる?/お金を勝手に使われている気がします/食事の悩み、おやつの差し入れ/差し入れよりも喜ばれること/しょっちゅう呼び出されたらどうする?/施設との適切な距離感とは?/全員参加型劇場をつくろう
第5章 この罪悪感が消えるのか不安です
入居半年後以降の周辺症状/学習性無力感に陥った人の特徴/本人の「望みが叶う」体験をする/サトー流、介護施設との付き合い方/面会したってどうせわからない?
第6章 自分の老後が不安です
介護保険はどう変わってきたのか/複雑すぎる介護保険の仕組み/お金がなくなったらどうなる?/在宅介護はできるのか/人手不足がとまらない/みんなで立ち上がる
第7章 不幸な最期にならないか不安です
入院することになったら?/余命が残り少ないと言われたら?/余命が不明の場合は?/「えん」での看取り/ピンピンコロリ信仰、ふざけるな!/歳をとっていく自分を肯定しよう/人生も介護も、つらいけどおもしろい/いい施設はいい職員がつくっている
番外編 レビー小体型認知症ってなんですか? <ゲスト 樋口直美>
レビー小体型認知症と診断されるまで/レビー小体型認知症とはなにか/レビー小体型認知症の診断/低下する認知機能の種類と困りごと/幻視があっても大丈夫/幻視への対応は?/一緒に工夫を考えよう/薬と上手に付き合おう/一緒に笑い合って人生を楽しもう
番外編 前頭側頭型認知症ってなんですか?
前頭側頭葉変性症から生じる三つの認知症/初老期にあらわれやすい/本能的な欲求があらわれる/アダム・スミスから考える/いつもの行動を利用する/最適解はないけれど……
あとがき ニコ・ニコルソン
あとがき 佐藤眞一
あとがき 小島美里
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