KOKKO第59号

KOKKO第59号

出版社: 堀之内出版
著者: 日本国家公務員労働組合連合会、渡名喜 まゆ子、野村 昌弘、名取 学、関口 香織、寺園 通江、遠藤 まめた、国公労連 調査政策部、西 亮太、白神 優理子
  • [第一特集] みんなの元気が出る会議
    ●対話型の会議が労働組合を元気にする
    国公労連は、職場や地域の仲間たちが対話に踏み出し、みんなの元気が出る会議をすすめるための資料として、パンフレット『対話をすすめる5つのレシピ』を発行しました。第一特集では、このパンフレットの中から「みんなの元気が出る会議」のパートを紹介するとともに、新たに3人の方にインタビューを行いました。冒頭のマンガは、「理想の会議」と「参加したくない会議」などに思いをめぐらせ、登場人物と一緒にワークショップを疑似体験できるように工夫したものです。また、「元気の出る会議チェックリスト」ではすぐにでも実践できることもピックアップしています。そして、対話型の会議を実践することによって、労働組合そのものが元気になる実例をインタビューで紹介しています。
    [第二特集] いまジェンダー平等と性の多様性を考える
    ●反動に抗して対話を続けよう
    アメリカではトランプ大統領の2期目が始まり、ジェンダー平等と性の多様性確保への激しいバックラッシュ(反動)が吹き荒れていますが、日本も決して対岸の火事ではありません。2024年10月に国連女性差別撤廃委員会(CEDAW〈セドー〉)が行った日本審査と総括所見・勧告の内容に対し、日本政府は誠実に応答しないばかりか、2025年に入って国連機関への拠出金を制限するとともに予定していた委員の訪日プログラムの実施を見送るなど、勧告内容に対する報復・制裁と思われる措置を外務省が表明したのです。長い時間をかけて国際社会のなかで対話を積み重ね、築いてきた性差別の禁止、性の多様性の尊重をはじめとする人権尊重の合意が攻撃されている今だからこそ、あらためてその意義を考えたく、本特集を企画しました。
  • [第一特集] みんなの元気が出る会議
    〈マンガ〉みんなの元気が出る会議って?
    〈マンガの解説〉みんなの元気が出る会議にするための対話
    元気の出る会議から楽しい運動が生まれる
    渡名喜まゆ子 全厚生労働組合中央執行委員
    対話型の会議が労働組合を変える
    野村昌弘 全医労関東信越地方協議会書記次長
    仲間の力引き出す対話と会議へ
    名取 学 全労連常任幹事
    [第二特集] いまジェンダー平等と性の多様性を考える
    国の職場で男女ともにいきいきと働き続けるために
    関口香織 国公労連中央執行委員・国公女性協議長
    私が私らしく生きていくために
    ──CEDAW勧告を職場・地域でいかし女性差別をなくそう
    寺園通江 全労連事務局次
    性の多様性について考えよう
    ──誰もが働きやすい職場環境をめざして
    遠藤まめた 一般社団法人にじーず代表
    [単発]「国公労連2025年非正規で働く仲間の要求アンケート」の結果について
    国公労連 調査政策部
    [連載]難民アートプロジェクト 故国喪失者の声を響かせる
    第14回 特別編 市民社会が支える──英国ウェールズのスウォンジーから
    西 亮太 中央大学法学部准教授
    [連載]スミレとヒマワリ
    第21回 ひどい政治になっている原因は?という疑問に答えて──企業・団体献金の禁止を求めるアクション
    白神優理子 弁護士
    [連載]国家公務員の労働条件Q&A
    きほんの「き」から 第47回
    通勤手当の改善点と今後の課題
    国公労連
    [書評]KOKKOEditor’s Book Review
    『静かな退職という働き方』/『ロシア 女たちの反体制運動』
    KOKKO編集部

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