
奄美シマウタと郷土教育
出版社: 七月社
- 奄美のシマウタは、「生きた文化」としての命脈をどのように保ってきたのか。教育制度、マスメディアなどの影響下で、その伝承のあり方を融通無碍に変化させてきたシマウタと、それを支える人びとの、50年の歩みを描き出す。
- いてぃむ今日ぬぐぅとぅに あらちまたたぼれ──これからも今日のような日が
続きますように
「伝承の危機」が叫ばれるなか、奄美のシマウタはどのように「生きた文化」としての命脈を保ち続けてきたのか。
教育制度、マスメディアなどの影響下で、その伝承のあり方を融通無碍に変化させてきたシマウタとそれを支える人びとの、50年の歩みを描き出す。 - はじめに──シマウタとともに生きる人々
序章 地域文化伝承の社会的基盤
第一章 奄美シマウタと方言の一九七〇年代
第二章 鹿児島県教育行政改革と「郷土教育」の推進
第三章 郷土教育をめぐる論争と教師たち
第四章 社会教育行政改革と地域文化の組織化
第五章 奄美群島各自治体におけるシマウタ学習機会の整備過程と学習の実態
終章 学ばれる地域文化
あとがき
初出一覧
索引