
長屋王の変とは何か 律令が生んだ悲劇
出版社: 同時代社
- 「冤罪」の原点を紐解く。封印された権力による謀略を、民衆がどのように記憶に刻み、伝承したのか、その過程を明らかにする。
- 「太子信仰」は、なぜ生まれたのか。律(刑法)を定めた者の違法、「冤罪」の原点を紐解く。封印された権力による謀略を、民衆がどのように記憶に刻み、伝承したのか、その過程を明らかにする。
- 「太子信仰」が生まれたのは、なぜか。
律(刑法)を定めた者の違法、「冤罪」の原点を紐解く。
封印された権力による謀略を、民衆がどのように記憶に刻み、伝承したのか、
その過程を明らかにする。 - 第一章 歴史の闇に沈んだ王の影
第一節 佐保邸跡に造られた聖武陵/第二節「市中の山居」の佐保邸/第三節 帰国僧・道慈の役割/第四節 なぜ光背銘文は書かれたか/第五節 正史は法隆寺に軽かった/第六節 「怒」から柔和・静穏の相へ/第七節 タリシヒコは聖徳太子に非ず
第二章 遺構が語りだした実相
第一節 佐保邸の高楼が夢殿に/第二節 菰川舟運は可能だったか/第三節 旧長屋本邸が皇后宮に
第三章 法(律)はどう長屋を裁いたか
第一節 律令布いて律令国家に非ず/第二節 正倉院文書に現れる不比等
第四章 長屋王・吉備内親王ここに眠る
終 章 改めて〝変〟、多治比、道慈のこと