石塔寺と石造三重塔

石塔寺と石造三重塔

出版社: サンライズ出版
著者: 大塚 活美
  • 百済系渡来人の子孫による建立が有力とされてきた石塔寺の石造三重塔について、改めて平安時代における建立の経緯を考察する。
  • 滋賀県にある石塔寺の石造三重塔は、百済からの渡来人の子孫によって奈良時代に建立されたとする説が長く有力視されてきた。縁起にも現れる入宋僧寂照の記録と当時の社会状況を検討、平安時代における建立の経緯を考察する。
  • 滋賀県東近江市にある石塔寺の石造三重塔(重要文化財)は、その形が韓国の三層石塔に似ることから、百済からの渡来人の子孫によって奈良時代に建立されたとする説が長く有力視されてきた。本書は、これまでの研究史を振り返るとともに、縁起にも現れる宋に渡った僧寂照の記録と当時の社会状況を検討、平安時代中期における建立の経緯を考察する。あわせて、国内各地に残る模倣塔、昭和初期に行われた塔周辺の石仏・石塔の整理についても紹介。
  • はじめに
    第一部 石塔寺
     聖徳太子の開創
     阿育王塔の発見
     中世の石塔寺
     近世の石塔寺
     近現代の石塔寺
    第二部 石造三重塔
     基本情報
     研究史
     日本と韓半島の古代石塔
     阿育王塔伝説
     他県にある模倣塔
     石柵の設置
     三重塔の周辺整備
      石塔寺縁起/石塔寺鐘銘
      関連年表
    参考文献
    あとがき

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