
障害と向き合う美術館
出版社: 水曜社
- 美術館に行きたい、鑑賞したい…でも行きにくい、展示が見づらい。
障害のある人、移民の方々、引きこもり、病人、幼児などへの対応は必要なはず。
なのに美術館は行きにくいと思っている……誰もが来れるような美術館だったら、誰にとってもより魅力的なはず……と、そのヒントを探して20の公立美術館を調査した結果がこの本です。
結局わかったことはと言えば、こんなに多様な試みが!しかし館外の市民は知らない!
さらに驚いたのは学芸員が、他館の活動を知らないという事実!
ユーザーである利用者が美術館とともに変えてゆく方法も含め、この本がお伝えしたいことです。 - 第1章 出会いと向き合う
第2章 テーマと向き合う
第3章 市民と向き合う
第4章 可能性と向き合う
[論考]
1.美術館と障害者
2.未来の美術館に向けて
3.「障害のない」展示のための覚書
[インタビュー]
1.耳の聞こえない鑑賞案内人:小笠原新也
2.アーティスト:光島貴之
3.発達障害の子どもとミュージアムをつなぐ:てこぼこさんとはくぶつかん
【本書に登場する美術館 20館】
徳島県立近代美術館、滋賀県立美術館、福岡市美術館、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、三重県立美術館、八戸市美術館、十和田市現代美術館、広島市現代美術館、長野県立美術館、京都市京セラ美術館、一宮市三岸節子記念美術館、福岡アジア美術館、世田谷美術館、東京都美術館、金沢21世紀美術館、茅ヶ崎市美術館、兵庫県立美術館、新潟市美術館、京都国立近代美術館、国立国際美術館