
横井小楠とその「子どもたち」
出版社: 梓書院
- 幕末・明治を生きた先駆の思想家・横井小楠。彼の死とその継承者たちの歩みから、日本近代の精神の核心に迫る。
- 幕末・明治を生きた先駆の思想家・横井小楠。その死と継承者たちの歩みから、思想が時代を超えていかに受け継がれ、日本近代の核心領域にどう作用していったのかを、彼や小楠の子ども世代の思想的な展開を通して読み解いてい…
- いまこそ読み直されるべき、幕末思想の核心
幕末・明治を生きた先駆の思想家・横井小楠。
幕府公議政体論のリーダーとして、あるいは新政府の構想者として――
なぜ彼は暗殺されたのか。その「死」が意味するものとは何だったのか。
本書は、小楠をただの“開明的な儒学者”として捉えるのではなく、
誤読を含めて、彼の思想が時代を超えていかに受け継がれ、
政治・宗教・倫理という日本近代の核心領域にどう作用していったのかを、
小楠の子ども世代(実の子どもを含めた)の思想的歩みを通して読み解いていく。 - はじめに
第一部 横井小楠とキリスト教
第一章 小楠殺害と「天道覚明論」
第二章 攘夷論の熟成
第三章 開国論者 横井小楠
第四章 横井小楠とキリスト教
第二部 熊本バンドと国家主義との結合
第一章 熊本洋学校と熊本バンド誕生の背景
第二章 同志社入学後の活動
第三章 日露戦争とキリスト教
終章
結語
付論
あとがき