
社会デザイン学
出版社: 春風社
- 「多様性に富んだ、持続可能な共生社会を創成するために必要な思考と実践に関する学」としての社会デザイン学を、3つの研究領域「社会組織理論」「コミュニティデザイン学」「グローバル・リスクガバナンス」から縦横に論じる。
- はしがき
第1部 社会組織理論
第1章 「社会デザイン」と「ソーシャル・デザイン」のあわい―デザイン行為の主体と客体を中心とした一考察〔大熊 玄〕
第2章 社会デザインとしての公共政策―政策形成への市民参加のためにいかなる工夫が求められるか〔亀井 善太郎〕
第3章 持続可能な社会へ―資本主義のリデザインは喫緊の課題〔河口 眞理子〕
第4章 親密圏の社会デザイン―「個人化」した人間関係を編み上げる〔中森 弘樹〕
第2部 コミュニティデザイン学
第5章 ジェンダーと社会デザイン―包摂的な社会の構築に向けて〔倉本 由紀子〕
第6章 経済学と人間学の狭間で―「イノベーションの父」が見ていた 人と社会の逆〔丸山 俊一〕
第7章 福祉の進化をもたらす社会デザインへの期待―私たちの福祉の進化をあきらめない〔三浦 建太郎〕
第8章 嘘を飼い慣らす―社会を読み変える力〔品治 佑吉〕
第3部 グローバル・リスクガバナンス
第9章 環境とひとと社会のデザイン―一筋縄ではいかないガバナンスをよりよくするために〔滝口 直樹〕
第10章 社会デザインとリスクガバナンス―自然災害のリスクとレジリエンスの視点から〔長坂 俊成〕
第11章 紛争と平和から考える社会デザイン―ガルトゥングの平和研究を手掛かりに〔長 有紀枝〕
特別寄稿
第12章 社会デザイン学の挑戦―人権意識に裏づけられた真に共生的な社会の創成のために〔北山 晴一〕