横須賀1953

横須賀1953

出版社: えにし書房
著者: 木川 剛志
  • 世界で絶賛され、映画『Yokosuka1953』「奇跡体験! アンビリバボー」でも特集された感動実話を書籍化。
  • 世界で絶賛され、各賞を受賞した映画『Yokosuka1953』を書籍化。
    「奇跡体験! アンビリバボー」でも特集された感動実話。
  • この映画を、戦後混乱期の過酷な日々を生きた女性と子供たちに贈る
    世界で絶賛され、各賞を受賞した映画『Yokosuka1953』を書籍化。
    「奇跡体験! アンビリバボー」でも特集された感動実話。
    こういう話は、戦争のなかで何度も繰り返されてきたことなんです。
    その結果が、みなさんの目の前にいる「私」です。
    戦争で一番苦しんだのは、女性と子供たちです。(本書より)。
    1947年横須賀に生まれた「混血児」木川洋子は1953年養子縁組により渡米し。バーバラになった。故郷の母を想い続けるバーバラは運命の導きともいえる数々の偶然と幸運によって、2019年、66年ぶりの来日を果たす。
     
    本書は2018年8月、突然のSNSメッセージを受けた大学教授木川剛志が、これまた運命の渦に巻き込まれるかのように洋子の調査を開始し、その来日を実現させるまでの過程を自らが克明に記録した映画『YOKOSUKA1953』とそれをめぐる物語を書籍化したものである。
  • 序 章 忘れられつつある物語
    第1章 突然のFacebookメッセージ
     福井の空襲、街に息づく記憶/街の記憶を短編映画に/ アメリカからのメッセージ
    第2章 知らない町、横須賀へ
     朧げな街/「昭和」が残る場所/たった65年、忘れられた家族
    第3章 アメリカ・テキサスへ
     偶然の、1週間の隙間/ウィリー・ネルソン/71回目の誕生日/母の約束
    第4章 母を探す――「転落」と呼ばれた時代の中に
     神奈川県立公文書館/神奈川の戦後と「婦人保護台帳」/大滝名店ビル、河助/節分――秋谷神明社/信子と洋子、戸籍に並ぶ2つの名前/ 知らない人のはずなのに
    第5章 秋谷の浜辺に残っていた記憶
     細く脆い糸をつなぐために/これが横須賀だよ/記者会見/クリスマスローズカフェ/林ロータリー/久留和温泉/語り継ぎたくない話/ 「電話」をかける/ ゴンファノン129
    第6章 来日、母の面影を探す、洋子の旅
     私は少女の時に国を出て、老女になって帰ってきたの/母に伝えたいこと/出発の家、幸保愛児園へ/記憶の共有/母と見た風景/同じ寂しさ/隠すべきではないこと/ 喜ばれて生まれてきた/母の一番近くへ/忘れていた母の顔/別れの朝、そして
    第7章 映画『Yokosuka1953』
     撮る者から撮られる者へ――当事者としての旅路/ハワイでの上映/意外な評価/福井が繋げてくれた縁/世の中に優しくなってもらいたいから「配給」を探す/初動の失敗/全国展開、そして

    最終章 アメリカへ――再会
     幕が下りたあとに/ 「ドキュメンタリー」が消えていく/ そして、アメリカへ薄れゆく記憶/そして、さようなら/再び

    解説
     Ⅰ 戦後と女性/Ⅱ 戦後と子供たち/Ⅲ 戦後混乱期横須賀/Ⅳ 秋谷と武山基地(キャンプ・マクギル)

人気の社会/思想/経済書籍

クレジット表示/商標について
サイトについて