教師教育五十年

教師教育五十年

出版社: 春風社
著者: 横須賀 薫
  • 戦後教育改革による師範学校から教員養成大学への変遷、東大闘争を経て、教職課程コアカリキュラムの策定、教職大学院の構想へと進んだ激動の半世紀。「教師の教師になる」。本書の著者は、これまで大学における教員養成と現場での現職教育とを一貫して同一課題ととらえて論じ、ときに大勢に抗いながら「教師教育」を実践しつづけてきた。昭和、平成にかけて気鋭の教育者たちと交流し、ともに未来を見据えてきた著者のまなざしに宿る「ひよことたまご」の思想とは?
  • 序 章 教師教育の基本と実践性
    ■Ⅰ部 宮城教育大学の教員養成改革
    第一章 教員免許について
    第二章 開放性と閉鎖性の二項対立
    第三章 運命としての宮教大
    第四章 小学校教員養成の「発見」
    第五章  統合の軸としての「教授学」
    第六章 「表現」の欠落を埋める
    第七章 小学校課程専任教員をつくる
    第八章 「教職入門」の役割と実際
    第九章 教科教育学の自立と充実
    第十章 教育実習と附属学校の改革
    第十一章 ゼミの大切さと卒業後のケア
    第十二章 「教授学」に託したもの
    ■Ⅱ部 広い視野からの活動へ
    第一章 挫折・失意から広い視野へ
    第二章 教員養成部会に加わる
    第三章 教員免許「国家試験制」の提唱
    第四章 教員養成専門大学の必要性と可能性
    第五章 私学の教員養成を経験する
    第六章 「地域連携」が充実の鍵
    終 章 日本の教師の資質能力は低下、不変、上昇?
    あとがき
    初出一覧
    ラディカルな精神―跋文に代えて(三浦 衛)

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