テキストブック法律と死因究明(第2版)

テキストブック法律と死因究明(第2版)

出版社: 信山社出版
著者: 田中 良弘、宮森 征司、高塚 尚和
  • 「死因究明」の役割を意識しつつ,人の死が関わる法律問題(刑事事件・民事事件)を解決するために必要な法的知識をやさしく解説。
  • 「死因究明」の役割を意識しつつ,人の死が関わる法律問題(刑事事件・民事事件)を解決するために必要な法的知識をやさしく解説。
  • ◆法律が実際の司法の現場でどのように使われているのか、具体的事例を用いて学ぶテキスト-「第1部 導入編」、「第2部 基礎編」、「第3部 実践編」として段階的に学ぶ ― 最新情報に対応の改訂第2版◆
    法人の死が関わる法律問題を解決するにあたって、死因究明が果たす役割を意識しつつ、司法の現場で必要とされる法律知識について、具体例を用いて、初学者にもわかりやすく説明する好評書の第2版。各章冒頭に「本講の目標」を掲げ、また、本文ではCaseを使って具体例を示し、各章末では「本講のポイント」を掲げて、学んだ知識を復習・整理できる。
  • 『テキストブック法律と死因究明(第2版)―ケースで学ぶ(信山社ブックレット)』
      田中良弘・宮森征司・高塚尚和 編著
    【目 次】
    はしがき
    ◇第1章 導入編◇
    ガイダンス
     はじめに/Ⅰ 本テキストの目標/Ⅱ 本テキストの内容/Column「本テキストの使用例」/Keyword「事実認定」
    ◆第1講 法律問題と死因究明
     Case1 相撲部屋の新弟子が救急搬送後に死亡した事例
     Case2 一人暮らしの男性が部屋で死亡していた事例
     はじめに/Ⅰ 死因究明が問題となった事例/Ⅱ 法律問題における死因究明の役割/Column「様々な『死』」/Column「正当行為」/本講のポイント
    章末コラム1「死因究明に必要なこと」
    ◇第2章 基礎編◇
    ◆第2講 刑事責任と死因究明
     Case3 遺族が刑事責任の追及を望んでいる事例
     はじめに/Ⅰ 刑法の意義・機能・特色/Column「刑法の条文構造」/Ⅱ 犯罪の意味と成立要件/Column「不作為による犯罪」/Column「既遂犯と未遂犯」/Column「責任能力の有無の判断」/Ⅲ 死因究明と深く関わる犯罪類型/Column「過失運転致死罪」/Column「相当因果関係と危険の現実化」/本講のポイント
    ◆第3講 刑事手続と死因究明
     Case4 胸部にナイフが刺さった死体が発見された事例
     Case5 Case4の被疑者が逮捕され起訴された事例
     はじめに/Ⅰ 刑事手続の概要/Column「刑事手続に関するルール」/Column「犯罪の疑いのある事件」/Keyword「被疑者/被告人」/Column「検察審査会による強制起訴」/Column「当事者主義と職権主義」/Ⅱ 刑事手続の基本原則/本講のポイント
    ◆第4講 民事責任と死因究明
     Case6 部分麻酔による手術を受けた患者が死亡した事例
     はじめに/Column「医療事故と医療過誤」/Ⅰ 不法行為責任/Column「相続欠格と死因究明」/Keyword「診療契約」/Column「過失責任主義」/Column「医療訴訟 の『副作用』」/Column「救済対象としての自己決定」/Ⅱ 医療過誤訴訟/Column「医療訴訟の多様性」/Column「診療ガイドライン」/本講のポイント
    ◆第5講 民事裁判と死因究明
     Case7 病院で治療中に死亡した患者の死因が不明な事例
     はじめに/Ⅰ 民事裁判の目的/Column「法律要件と法律効果」/Ⅱ 民事裁判の基本原則/Keyword「立証責任」/Ⅲ 民事裁判の基本的な流れ/本講のポイント
    ◆第6講 行政の責任と死因究明
     Case8 死因究明をしないまま火葬がなされた事例
     はじめに/Ⅰ 死因究明に関する法制度の概要/Column「死因究明等推進基本法」/Ⅱ 国家賠償制度の概要/Column「死因究明制度の課題」/Ⅲ 損失補償・国家補償の谷間 /本講のポイント
    章末コラム2「法医学者から見た法律の世界」
    ◇第3章 実践編◇
    ◆第7講 刑事事件における捜査活動と死因究明
     Case9 防砂林で胸に刺創のある死体が発見された事例
     はじめに/Ⅰ 捜査における死因究明の役割/Column「死因究明なくして事案の真相解明なし」/Ⅱ 捜査活動における死因究明/Column「検視の要領」/本講のポイント
    ◆第8講 刑事裁判における事実認定と死因究明
     Case10 妻を殺したという自首の110番通報があった事例
     Case11 拳銃で頭を撃たれた死体の事件性が争われた事例
     Case12 包丁で被害者の首を刺した被告人が殺意を否認した事例
     はじめに/Ⅰ 事実認定とは何か/Column「直接証拠の証明力」/Ⅱ 事件性の認定と死因究明/Ⅲ 殺意の認定と死因究明/Column「『殺意』と裁判員」/本講のポイント
    ◆第9講 刑事裁判における立証活動と死因究明
     Case13 刑事裁判において被害者の死因が争点となった事例
     はじめに/Ⅰ 刑事手続における鑑定の役割/Column「精神鑑定」/Column「足利事件と再鑑定」/Ⅱ 刑事手続における証人の役割と尋問の流れ/Column「ある証人尋問のケース」/本講のポイント
    ◆第10講 民事裁判における事実認定と死因究明
     Case14 冠状動脈バイパス手術後に病院で患者が死亡した事例
     Case15 認可外保育施設において乳児が死亡した事例
     Case16 誤診後に患者が死亡した事例①
     Case17 誤診後に患者が死亡した事例②
     はじめに (182) Ⅰ 民事裁判における過失の認定/Column「結果回避措置を講ずべき法的義務がないケース」/Ⅱ 民事裁判における因果関係の認定/本講のポイント
    ◆第11講 民事裁判における立証活動と死因究明
     Case18 Case7の被害者遺族が民事裁判で争った事例
     はじめに/Ⅰ 民事裁判における立証活動/Ⅱ 民事医療訴訟の具体的事例/本講のポイント

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