憲法研究 第16号

憲法研究 第16号

出版社: 信山社出版
著者: 辻村 みよ子、千葉 勝美、渡辺 康行、小幡 純子、嘉多山 宗、田近 肇、西村 裕一、木下 智史、栗島 智明、見平 典、山本 真敬、田代 亜紀、藤野 美都子、村西 良太、橋本 基弘、村山 健太郎、岡田 俊幸
  • 第16号は、特集「最高裁判所裁判官の研究」。千葉勝美判事へのインタビューと戦後から今に至る最高裁裁判官12名の系譜。
  • 第16号は、特集「最高裁判所裁判官の研究」。千葉勝美判事へのインタビューと戦後から今に至る最高裁裁判官12名の系譜。
  • ◆第16号:特集【最高裁判所裁判官の研究】― 第一線の執筆陣が集い、本号も充実の刊行◆
    第16号は、特集「最高裁判所裁判官の研究」。千葉勝美判事へのインタビュー(聞き手:渡辺)と戦後から今に至る最高裁裁判官12名の系譜(奥野健一:小幡、横田正俊:嘉多山、藤林益三:田近、岸盛一:西村、寺田治郎:木下、可部恒男:栗島、三好達:見平、福田博:山本、岡部喜代子:田代、櫻井龍子:藤野、山本庸幸:村西、宇賀克也:橋本)。書評(村山、岡田)も掲載。
  •   『憲法研究第16号』
      辻村みよ子(東北大学名誉教授・弁護士) 責任編集
    【目  次】
    ◆特集 最高裁判所裁判官の研究◆
    企画趣旨〔渡辺康行〕
    インタビュー
    私のかかわった憲法判例と裁判官人生〔千葉勝美 /(聞き手)渡辺康行〕
    1 多くの少数意見を著した理論家―奥野健一〔小幡純子〕
     Ⅰ はじめに
     Ⅱ 奥野健一の少数意見について
     Ⅲ 奥野健一の少数意見がその後の最高裁判例に及ぼした影響―2つの判例を素材として
     Ⅳ おわりに
    2 正真正銘のリベラリスト―横田正俊〔嘉多山 宗〕
     Ⅰ はじめに
     Ⅱ 同僚判事らによる横田の評価
     Ⅲ 横田の憲法解釈の特徴
     Ⅳ 横田の思考方法に影響を与えたもの
     Ⅴ 「司法の危機」を迎えて
    3 信仰に生きた最高裁判事―藤林益三〔田近 肇〕
     Ⅰ はじめに
     Ⅱ 全農林警職法事件・全逓名古屋中郵事件
     Ⅲ 津地鎮祭事件
     Ⅳ 全人格的判断としての裁判
    4 冊冊たる孤生の竹―岸 盛一〔西村裕一〕
     Ⅰ はじめに
     Ⅱ 新しい刑事司法へ
     Ⅲ 「司法の危機」をめぐって
    5 穏健な実務家による日本型違憲審査の構築―寺田治郎〔木下智史〕
     Ⅰ 寺田治郎最高裁長官の経歴
     Ⅱ 大法廷回付に積極的
     Ⅲ 時代を先取りする判断
     Ⅳ 「一票の較差」問題へのこだわり
     Ⅴ 「限定解釈」という憲法判断の手法
     Ⅵ 「協調型」違憲審査の限界
    6 短歌を愛した裁判官―可部恒雄〔栗島智明〕
     1 生い立ち―「原点」としての原爆経験
     2 判事補から調査官,再び現場へ
     3 再び最高裁調査官に
     4 東京地裁部総括と歴史的な「スモン和解」
     5 東京地裁所長代行,水戸地裁所長,首席調査官,そして福岡高裁所長
     6 最高裁・第三小法廷の判事に任命される
     7 最高裁判事としての可部恒雄
     8 退官後の活動―特に「法曹一元論」への批判
     9 まとめにかえて
    7 時代の狭間の最高裁判所長官―三好 達〔見平 典〕
     Ⅰ はじめに
     Ⅱ 生  涯
     Ⅲ 法 思 想
     Ⅳ 最高裁判所判事時代の判決行動
     Ⅴ 最高裁判所長官時代の判決行動
     Ⅵ おわりに
    8 民主主義の前提と司法審査の役割―福田 博〔山本真敬〕
     Ⅰ はじめに
     Ⅱ 福田裁判官の根底にある考え方
     Ⅲ 権利制約正当化根拠としての立法裁量論の拒否
     Ⅳ おわりに
    9 理論と実務の架け橋―岡部喜代子〔田代亜紀〕
     Ⅰ 最高裁判事になるまで
     Ⅱ 最高裁判決での個別意見
     Ⅲ おわりに
    10 バトンをつなぐ―櫻井龍子〔藤野美都子〕
     Ⅰ はじめに
     Ⅱ 意見を残す
     Ⅲ 女性としての経験を活かす
     Ⅳ 国会に託す
     Ⅴ おわりに
    11 内閣法制局長官を逐われて最高裁へ―山本庸幸〔村西良太〕
     Ⅰ はじめに
     Ⅱ 内閣法制局の二大所掌事務
     Ⅲ 内閣法制局長官を逐われた経緯
     Ⅳ 最高裁判所判事として
     Ⅴ おわりに
    12 司法権・違憲審査に対する根源的(radical)な問いかけ―宇賀克也〔橋本基弘〕
     Ⅰ はじめに
     Ⅱ 司法権と違憲審査についての姿勢
     Ⅲ 基本的人権の制約と違憲審査―個人の尊厳の理解と権利救済の視点
     Ⅳ 違憲審査と民主主義
     Ⅴ 結  び
    【書  評】
    1 市川正人『司法審査の理論と現実』(日本評論社,2020年)〔村山健太郎〕
     Ⅰ 本書の概要 
     Ⅱ 本書を踏まえた考察 
    2 渡辺康行『憲法裁判の法理』(岩波書店,2022年)〔岡田俊幸〕
     Ⅰ はじめに 
     Ⅱ 本書の概要 
     Ⅲ 地方議会の自律権と司法審査の限界 
     Ⅳ 自由権規制立法に関する違憲審査の手法
     Ⅴ 結びにかえて
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