法と経営研究 第8号

法と経営研究 第8号

出版社: 信山社出版
著者: 上村 達男、金城 亜紀、毛利 直広、末村 篤、平田 知広、荻野 博司、久世 暁彦、旭 英昭、原田 俊彦、佐藤 剛、高柳 直弥、池田 雄二、吉田 悦教、西畑 一哉、武田 佑太、佐藤 秀昭、尾関 歩、池内 稚利、近藤 隆則、内藤 由梨香
  • 法と経営の複合的視点から、新しい学知の創生を目指す。第8号は、株式公開買付についての上村論文、毛利と上村の対談他掲載
  • 法と経営の複合的視点から、新しい学知の創生を目指す。第8号は、株式公開買付についての上村論文、毛利と上村の対談他掲載
  • ◆法から経営を、経営から法をみる ― 新しい時代に、新しい視座から考察◆
    第8号は、株式公開買付についての上村論文に始まり、毛利と上村の内部監査についての対談、加えて力のこもった論説が揃い(末村、平田、荻野、久世、旭、原田、佐藤)、特集「地方の活性化」(高柳、池田、吉田)、査読論文2本(西畑、武田)、連載(佐藤)等に加え、書評(平田、池内、近藤)を掲載。「法」と「経営」の複合的視点から、新しい学知の創生を目指す研究雑誌。
  • 『法と経営研究 第8号』
     上村達男・金城亜紀 責任編集
    【目次】
    ◇巻頭言/金城亜紀
    ◆1 株式公開買付とはいかなる法現象か―株式取得(投資)と事業の承継/上村達男
    Ⅰ はじめに
    Ⅱ TOBを巡る若干のエピソード
    Ⅲ ‌田中亘「総論―M&A法制の検討課題」を巡って
    Ⅳ ‌再び,飯田新論文に立ち戻る(飯田秀聡「公開買付規則改正と今後の買収防衛策の展望」を巡って
    Ⅴ 「企業買収における行動指針」を巡る若干のコメント
    Ⅵ 企業結合法制としてのTOBと公開会社法
    ◆ 対談 ◆【毛利直広 × 上村達男】 企業社会を支える内部監査の意義を巡って
    ◆2 三國陽夫さんを偲ぶ:「一つの意見」を生涯貫く―アナリストの矜持とエコノミストの洞察力/末村 篤
    ◆3 ‌ベンチャー魂を貫く重鎮弁護士:「弁護士 淵邊善彦」/平田知広
    1 薩摩人のDNA,目を覚ます
    2 夢を語る法律事務所に惹かれて
    3 日商岩井への出向
    4 TMI総合法律事務所への移籍
    5 ベンチャーラボ法律事務所の立ち上げ
    6 ベンチャー支援をライフワークにするまで
    ◆4 新聞社におけるガバナンスの現状と問題点―「日刊新聞法」の観点から/荻野博司
    Ⅰ はじめに
    Ⅱ 日刊新聞法制定の経緯と内容
    Ⅲ 先行研究と主張
    Ⅳ 日刊新聞法への司法判断
    Ⅴ 日刊新聞法の評価
    Ⅵ 議員立法としての独立性
    Ⅶ 空洞化したガバナンス制度
    Ⅷ 経営危機と日刊新聞法
    Ⅸ おわりに:安易な「公器論」からの決別
    ◆5 経営者のためのESG入門:先達から学ぶ気候変動観測―‌オゾン観測に取組み生命の危機を救った科学・技術・情熱/久世暁彦
    1 地球のオゾン・二酸化炭素観測
    2 先達の英知と情熱を聞く
    3 TOMS:名機たる所以
    4 人工衛星観測を担った企業
    5 TOMSをお手本にして始めた二酸化炭素・メタン観測
    ◆6 「アメリカ・イン・ザ・ワールド」対「アメリカ・ファースト」―‌ある国際(協調)主義者の目を通して米外交の行方を探る/旭 英昭
    1 はじめに
    2 ある国際(協調)主義者の残した外交上の足跡を追う
    3 経済発展と(変化に適応するための)構造改革
    4 ‌トランプ再登場の背景:経済的な不満,社会的な分断,文化的な閉塞,そして政治再編の動き
    5 ‌「トランプ2. 0」を待ち構える諸難題と(民主)諸制度のストレス・テスト
    6 ‌懐古主義的なバイデン-トランプ産業政策と経済の「鉄の法則」
    7 ‌「歴史は繰り返さないが,韻を踏む」―米外交史から見える近未来
    8 おわりに:トクヴィルから学ぶ
    ◆7 穂積陳重のローマ法講義と「科学」の受容/原田俊彦
    ◆8 優れた経営のビジョン・価値観・教育―学ぶ元経営者の思索/佐藤 剛
    はじめに
    Ⅰ 優れた経営の要件である「ビジョン,価値観,教育」の考察
    Ⅱ 日本にはビジョンがあるのか
    Ⅲ 日本人は共有できる思想を持っていないのか
    Ⅳ 日本人の雑居している思想を構成する価値観とは何か
    Ⅴ 21世紀に必要な日本人の教育
    おわりに
    ◆特集◆地方の活性化
    ◆9 地域における文化観光の推進者としての企業博物館―2022年博物館法改正の意義と展望/高柳直弥
    Ⅰ はじめに
    Ⅱ 企業博物館と博物館法における登録制度
    Ⅲ 文化観光による地域振興と企業博物館
    Ⅳ 企業博物館と「文化」の関係
    ◆10 建築協定の実践と限界―最近の大阪の例を中心として/池田雄二
    Ⅰ 序
    Ⅱ 建築協定制度の概要
    Ⅲ 建築協定制度の沿革
    Ⅳ 大阪府内における建築協定地区の平常的な営み
    Ⅴ 大阪府内における建築協定運用における諸問題
    Ⅵ 総括
    ◆11 ‌地方法人課税の偏在是正と課税管轄権の見直し等に関する一考察/吉田悦教
    1 地方法人課税の偏在とその是正
    2 ‌地方法人課税の課税管轄権の見直し等による偏在是正の可能性
    3 おわりに
    【法と経営学会査読論文】
    ◆1 ‌「学生ファースト」大学法人ガバナンスと私立大学法人破綻時代への対応/西畑一哉
    Ⅰ 私立大学法人のガバナンスに学生が関与することについて
    Ⅱ 新私学法の問題点(私立大学法人経営悪化問題との関連)
    ◆2 ‌近代フランス銀行における対人・対物信用概念の変遷(1800-1914年)―本店理事会とボルドー支店の比較/武田佑太
    はじめに
    1 ‌フランス銀行ボルドー支店における対人信用―第三共和政期以前:1850-70年代
    2 第三共和政下のボルドー支店―1882-1914年
    おわりに
    ■連載:ビジネス・ヒストリーからみる法と経営(2)
    株式会社制度と「イエ」/佐藤秀昭
    ■コラム:メ‌ギンケリー ― アンチトランプニュースキャスターから
    プロトランプポッドキャスターへの変遷/尾関 歩
    ■書評
    1 ‌大石眞・片桐直人・田近肇 編『日本と世界の墓地埋葬法制』(信山社,2024年)/平田知広
    2 石川真衣著『組合・会社・社会』を読んで―会社法のデザインを考え直す/池内稚利
    〈法と経営学会コーナー〉
    ◆ 古典作品と現代社会を同時に読む■内藤由梨香
    ■大人の古典塾 「法と経営」の基底を成す人間学(1)
    小説『悪霊』とロシアの運命(前編) /近藤隆則

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