
レッジョ・エミリアのアートと創造性
出版社: 北大路書房
- アートや創造性は,保育にいかに貢献し得るか。アトリエリスタとして支え続けてきた著者が語る,レッジョ・エミリアの真髄。
- アトリエリスタとして,レッジョ・エミリアの実践を支え続けてきたヴェア・ヴェッキ氏。本書は,彼女が歩んできた道のりをもとに,アートや創造性が保育にいかに貢献し得るかについて,自身の回想と仲間たちの対話を通して探究したものである。世界中で注目され続けているレッジョ・エミリアの実践の真髄がここにある!
■本書の主な目次
日本語版刊行に寄せて―美しさへの願い
シリーズ編者による序文―ダンスへの招待
第1章 イントロダクション
第2章 美学/詩学
第3章 全体像
第4章 自転車のメタファー
第5章 組織づくりの長期展望
第6章 倫理的なコミュニティ
第7章 環 境
第8章 驚き心に満ち溢れた専門家
第9章 ヴィジブル・リスニング――聴き入ることを可視化する
第10章 私たちはまた歩み始める
第11章 ローリス・マラグッツィ国際センター
第12章 数年が経って……
第13章 ラディッキオの青い花 - 日本語版刊行に寄せて―美しさへの願い
シリーズ編者による序文―ダンスへの招待
第1章 イントロダクション
アトリエについて
第2章 美学/詩学
メタ構造としての美学
学びの活性剤としての美学
人類の憧れと権利としての美
詩 学
美的な感覚
芸術からの示唆
美学/倫理
美学/認識論
第3章 全体像
ぶしつけな仮説
言語の多様性
群 衆
数学的な探検
ひまわり
美を忘れて教育はできない
難しさのある子どもたち
集団的な知性
子どもたちの理論
色の反射
共 感
メタファーの遊び
アトリエリスタを選ぶ
アトリエとワークショップ
マッティアと通り抜けの穴
黒いゴムの柱
第4章 自転車のメタファー
海のボール
リスペクト
女性のためのペダゴジー
ペダゴジスタへのまなざし
鼎 談:学びとアトリエリスタについて
第5章 組織づくりの長期展望
普通の学校生活
重要な選択
変化の様相
ある評議員の声
第6章 倫理的なコミュニティ
クラス・ミーティング,アトリエリスタと家庭との関係
パブリック・コミュニケーション
ボトルの中のメッセージ
守られるべき選択
町の中のイベント
民主主義における公の意見の重要性
第7章 環 境
環境への考察はどのように生まれるか
重要な研究
ペダゴジーと技術者の関係
環境に対するメタ・プロジェクト
感覚的な探索
場のエコロジー
2つのシリーズの家具の誕生
アートとペダゴジーのはざま
鼎 談:建築と教育のかたちについて
座 談:乳幼児教育施設の設計について
第8章 驚き心に満ち溢れた専門家
視点の違い
経済的な合意
アトリエリスタの養成
身体的シミュレーション
連帯の小さなしぐさ
創造性の文法
デューラーのサイ
共に学ぶ
プログラムからプロジェッタツィオーネへ
映し出された世界のかけら
まとめとしてのドキュメンテーション
眼とマインド(考えること)
くりかえしくりかえし
省察のための急務
共に成長する
アトリエの運営
光の境界線
日常の非日常性
座 談:アトリエの文化について
第9章 ヴィジブル・リスニング――聴き入ることを可視化する
多重化された空間
境界を越える
アーカイブ(記録の集積)
学びのグループ
評価(価値を認める行為)としての観察
写真のまなざし
ノート作り
異なる視点
一つの対象のたくさんの顔
感動,驚き,喜び
実践への調和
疑 問
主観性
新しいドキュメンテーションの構造
ドキュメンテーションの作り手としての子どもたち
新しいまなざし
重要な市民の作品
最後に
座 談:アトリエリスタの働きについて
第10章 私たちはまた歩み始める
視覚的記述表現
さまざまな変化
急かされた旅路
アトリエ,展覧会,都市
専門性研修のためのキャリア方略
リトマス試験紙としての展覧会
第11章 ローリス・マラグッツィ国際センター
学校文化を超えて
未来へのまなざし:新しい巡回展
未来を見つめて:国際センターにおける初めてのアトリエ
第12章 数年が経って……
0から99の100の言葉の園:都市のアトリエ
実 験
構築性のアトリエ
波から波へのアトリエ:インターナショナル・スタディ・ウィーク
「自然環境との対話の中の100の言葉」
ローリス・マラグッツィ国際センター
絹の糸の上を歩きながら
インタビュー:乳幼児教育施設運営に携わった2人と
第13章 ラディッキオの青い花
文 献
訳者あとがき
索 引