私たちはなぜ法に従うのか

私たちはなぜ法に従うのか

出版社: 亜紀書房
著者: 白田 秀彰
  • ★「悪法も法なり!」「強い者が正義!」にどう抗えばいいのか?
    ☆古代ローマから、中世封建社会、絶対王政、そして近代国民国家から現代の管理社会まで。世界の法制史をハイスピードで駆け抜け、法と「正しさ」の機能的本質を明らかにする、タイパ抜群の法学講義!
    **********
    法ってそもそも、何なのだろうか
    ・私たちが従わざるを得ないもの?
    ・誰かが勝手に決めた決まり?
    ・社会のルール?
    ・紙に書かれた決まり?
    ・紛争解決の手段?
    ・説得の手段?
    ──素朴な疑問の答えを求めて、法制史3000年の物語を俯瞰する!
  • 第1章 法とは何だろう:法の機能的分類
     1 はじめに
     2 私たちはなぜ法に従うのか
     3 「法とは何だろう」のまとめ
    第2章 伝統と共同体:書かれ得ぬ法の時代
     1 なぜ法の歴史を学ぶのか?
     2 「法律」より前にも法はあったのか
     3 古代ローマの伝統的な法
     4 ゲルマンの共同体と法
     5 「伝統と共同体」のまとめ
    第3章 伝統から法典へ:法の合理化はどのように生じるのか
     1 書かれたものとしての法の機能
     2 商業による法の一般化・合理化
     3 中世社会と衰退する法学
     4 理性のゆりかごとしてのカトリック教会
     5 拡大する都市の自由民
     6 「伝統から法典へ」のまとめ
    第4章 競争から独占へ:絶対王政の成立
     1 集中的な権力はいかにして生じたのか
     2 帝政ローマ期の権力
     3 教皇 VS. 皇帝の競合
     4 中世封建制から絶対王政へ
     5 「競合から独占へ」のまとめ
    第5章 理性と論理による統治:近代国民国家の誕生
     1 自然法論の逆襲 
     2 革命と法典:理性による統治から「啓蒙主義の帝国」へ
     3 歴史法学と近代国民国家
     4 「理性と論理による統治」のまとめ
    終章 法のこれから:基本権の居場所
     1 日本への移植
     2 法のこれから

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