世代とは何か

世代とは何か

出版社: 亜紀書房
著者: ティム・インゴルド、奥野 克巳
  • 【推薦】中島岳志さん(政治学者)
    「生者は死者と未来の他者を、同じテーブルに呼び集めて、対話しなければならない。」
    **********
    ──地球規模の危機を乗り越え、未来を確かなものにするために、わたしたちは何をすべきか。
    巨大な危機に直面したいま、私たちは「古いやり方」に立ち戻る必要がある、とインゴルドは唱える。
    古来、脈々と紡がれてきた「知恵」とは、いったいどのようなものだろうか?
    ティム・インゴルド思想のエッセンスを総動員して語られる、希望の書。
  • ●日本の読者のみなさまへ
    ●まえがき
    第1章 世代と生の再生
     親子関係
     系譜学的モデル
     相続と持続性
    第2章 人の生涯[ライフコース]をモデル化する
     年を取り、子をなす
     歴史の天使
     釣鐘曲線
     生と死
    第3章 道を覚えていること
     薄層で覆われた地面
     過去からの道
     アーカイブからアナーカイブへ
     懐かしむこと
    第4章 不確実性と可能性
     呪いを解く
     くぐり抜けながらおこなう
     注意の構造
     驚愕と感嘆
    第5章 喪失と絶滅
     種のカタログ
     子をなすことの系譜
     人種と世代
     保全と、ともに生きること[コンヴィヴィアリティ]
    第6章 人類を再中心化する
     人間を超えて、人間する[ヒューマニング]
     例外主義の告訴
     進歩と持続可能性
     群れとタービンについて
    第7章 教育のやり方
     学究的な姿勢
     理性と応答可能性
     新しい人々、古いやり方
     知恵と好奇心
    第8章 科学技術の後に
     STEMからSTEAMへ
     科学とアーツ
     デジタル化と手先仕事
     結び
    ●解説に代えて
    ●原注

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