発達障害白書 2025年版

発達障害白書 2025年版

出版社: 明石書店
著者: 日本発達障害連盟
  • 特集1では、2024年1月1日に起きた能登半島地震における障害児者の状況について取り上げる。特集2では、2023年4月に発足したこども家庭庁におけるこの1年の障害児支援施策の評価と今後の課題を論じる。特集1:令和6年能登半島地震 特集2:こども家庭庁発足から1年
  •  まえがき
     『発達障害白書2025年版』における「発達障害」の表記と定義の統一について
    第1部 特集
    特集1 令和6年能登半島地震
     Ⅰ 能登半島地震からの復旧・復興を祈念して
     Ⅱ 能登半島地震における障害児者の状況
     Ⅲ 発災から2次避難までの生活支援
     Ⅳ 能登半島地震におけるJDFの取り組み
     Ⅴ 被災したグループホームの実情――富山県高岡市の状況
     Ⅵ 特別支援学校の現場から
    特集2 こども家庭庁発足から1年
     Ⅰ こども家庭庁発足1年によせて
     Ⅱ こども家庭庁における障害児支援施策の位置づけ
     Ⅲ こども家庭庁に期待する障害児支援のあり方
     Ⅳ こども家庭庁発足から1年の評価と課題
    第2部 各分野における2023年度の動向
    第1章 発達障害の理解
     Ⅰ 被災地でも重要な発達障害の理解
     Ⅱ 療育手帳判定基準の見直し調査研究から見えてきたもの
     Ⅲ 障害者雇用分野における発達障害の位置を概観する
     Ⅳ 知的・発達障害の理解に向けた啓発キャラバン隊活動の推進について
     Ⅴ 診断上の知的発達症と福祉の世界での知的障害の差異と課題
     ■時の話題■
     発達障害理解啓発活動の灯は消さない
     小さな町の「はぁもにぃの子どもたち」の大きな力
    第2章 医療
     Ⅰ ICD-11は、疾病研究、疫学データ収集を目的とした使用が期待される
     Ⅱ ICD-11による知的発達症
     Ⅲ 発達障害と摂食症
     Ⅳ 発達障害と反抗挑発症
     Ⅴ 治療困難とされる「気分障害を伴った神経発達症」をどう理解するか
     ■時の話題■
     障害のある人の緊急脱出について
     医療用医薬品の供給不足問題
    第3章 子ども・家族支援
     Ⅰ ニーズに応じた子ども・家族支援
     Ⅱ こども誰でも通園制度
     Ⅲ 子どもの貧困状況
     Ⅳ 子ども家庭支援
     Ⅴ 障害のある生徒の不登校支援
     ■時の話題■
     保育所等訪問支援の課題
     医療的ケア児の家族支援
    第4章 教育:特別支援学校の教育
     Ⅰ インクルーシブな社会の具現に向けて特別支援学校が果たす役割
     Ⅱ インクルーシブな教育の進展と特別支援学校
     Ⅲ インクルーシブ教育システムの国際的動向
     Ⅳ 知的障害のある児童生徒のための各教科等と資質・能力
     Ⅴ 地域の教育資源を利用した教育活動の充実について
     ■時の話題■
     知的障害のある児童生徒の記憶に関する研究動向
     知的障害のある児童生徒のスポーツ
    第5章 教育:小・中学校等での特別支援教育
     Ⅰ 特別支援教育充実に伴う課題解決への方途を求めて
     Ⅱ 小・中学校等での特別支援教育の現状と課題
     Ⅲ 小・中学校等での特別支援教育の課題――令和5年度全国特別支援学級・通級指導教室設置学校長協会調査より
     Ⅳ 特別支援学級及び通級指導教室を担当する教員のサポート――全特連調査より
     Ⅴ 小・中学校での特別支援学級での専門性向上と授業づくり
     ■時の話題■
     令和6年能登半島地震――金沢の小学校からの報告
     インクルーシブな体育教育の今
    第6章 社会参加
     Ⅰ 法改正・報酬改定を踏まえた社会参加のあり方
     Ⅱ 生活介護における報酬改定の影響と課題
     Ⅲ 社会参加の観点からみる報酬改定の評価
     Ⅳ 本人活動と音楽を通じた社会参加
     Ⅴ 福祉現場から生まれたまちづくり条例
     ■時の話題■
     発達障害児者の社会参加支援活動――「好きなこと」に徹底的に寄り添った余暇活動
     知的障害者のダンスチームが活躍
    第7章 住まい
     Ⅰ 本人主体で柔軟な住まいかたを実現するために
     Ⅱ 入所施設等の地域移行――短期入所での受け止めからの実践
     Ⅲ 地域で支える他分野連携の実際――地域包括支援センターへの取材から地域創りを考察する
     Ⅳ 利用者一人ひとりの人生を支援する――神奈川県の実践
     Ⅴ 地域移行を進めるために――地域に必要な仕組みや支援
     ■時の話題■
     特別支援学校の宿泊防災訓練
     地域貢献からはじめた「福祉型風呂」――御谷湯の実践
    第8章 地域での暮らし
     Ⅰ 障害のある人の地域での暮らしを支える様々な取り組み
     Ⅱ 東京都自立支援協議会の今――当事者参画推進と協議会活性化の取り組み
     Ⅲ 行動障害のある人を支える人材の育成
     Ⅳ 知的障害のある人の「家族をつくる」暮らしの実現と家族生活支援
     Ⅴ 施設入所支援から地域での生活を支える
     ■時の話題■
     ドキュメンタリー映画『大空へはばたこう~自立への挑戦~』への思い
     地域特性が生かす「ものづくり×障がい者支援」
    第9章 労働
     Ⅰ インクルーシブな働き方を切り口に雇用の質の向上を展望する
     Ⅱ 国連権利条約が求めるインクルーシブな働き方と特例子会社
     Ⅲ 農福連携において農作業がもたらす効果
     Ⅳ 障害者雇用代行ビジネスをどのように見るか
     ■時の話題■
     「障害者雇用相談援助助成金」への期待
     民間企業の障害者雇用率、法定雇用率を上回る
     働く発達障害者の「生の声」
    第10章 権利擁護/本人活動
     Ⅰ 災害と障害者の権利擁護・本人活動と児童自立支援施設での発達障害児支援
     Ⅱ 能登半島地震での障害者と権利擁護
     Ⅲ 東日本大震災における本人活動をふり返って
     Ⅳ 児童自立支援施設における発達障害
     ■時の話題■
     落語でスケジュールを埋め尽くしたい
     あぜくら太鼓について
    第11章 文化・社会活動
     Ⅰ 共に生きる社会と「多様性」
     Ⅱ あらゆる人を対象とする「日本型ニューロダイバーシティ」の推進について
     Ⅲ ともにいるだけで学びになる わくわくワークブック
     ■時の話題■
     パリコレに出演した19歳のダウン症のモデル――夢の舞台へ
     テレビドラマ「厨房のありす」のASD監修を通じて
    第12章 国際動向
     Ⅰ 知的障害児者の可能性を広げる国際的な取り組みと日本版DBSをめぐる議論
     Ⅱ アジア太平洋地域の障害者の暮らしと災害対策――誰一人取り残さないために
     Ⅲ 0歳からの発達支援と親・家族支援のなかで――認定NPO法人日本ポーテージ協会創立40周年を迎えて
     Ⅳ 第26回アジア知的障害会議参加にあたり
     ■時の話題■
     JANNET30年の歩み:JANNET設立30周年にあたって――「障害のある人も誰も取り残さないインクルーシブ社会の実現」のために
     韓国KAIDDとの新協定締結
    第3部 資料
     1 年表
     2 統計
     3 日本発達障害連盟と構成団体名簿
     あとがき
     執筆者一覧

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