東アジア史への道

東アジア史への道

出版社: 法政大学出版局
著者: 尹海東、市村 繁和
  • 日中韓が、過去の対立を乗り越え和解に根差す平和な東アジア共同体になるには、トランスナショナル・ヒストリーが有効だと主張する。
  • 日本と中国と韓国が、過去の対立を乗り越え和解に根差す平和な東アジア共同体になるには、地域・国・人が交わるトランスナショナル・ヒストリーが重要と主張する。
  • 帝国による覇権と植民地主義の下に近代を経験した日本と中国と韓国。過去の対立を乗り越えた「新しい記憶」を各国の人々が共有することで、和解に根差した平和な東アジア共同体へ活路が見出せるのではないか。その手段として著者は、地域・国・人が交わるトランスナショナル・ヒストリーを提唱する。李栄薫『反日種族主義』と対峙し、韓国史界をリードしてきた第一人者による入門書。詳細な訳者解説付。
  •  日本語版への序文 東アジアはどこにあるのか?
     はじめに
    序章 なぜ、東アジアなのか?
    第Ⅰ部 トランスナショナル歴史学と植民地近代
     第一章 方法論としての東アジア史:トランスナショナル・ヒストリーと東アジア史
     第二章 認識論としての東アジア史:「植民地近代」、あるいは近代を見る眼
    第Ⅱ部 帝国と東アジア
     第一章 帝国と近代国家
     第二章 トランスナショナルな東アジアと韓国
    第Ⅲ部 東アジアと韓国
     第一章 東アジアにおける植民主義と韓国
     第二章 トランスナショナルな韓国史
    第Ⅳ部 東アジアの記憶と平和
     第一章 東アジアの記憶を作る方法
     第二章 「平和憲法」と東アジアの平和
    終章 冷戦と東アジア
     原注
     訳者あとがき
     索引

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