明るい方へ 父・太宰治と母・太田静子/斜陽日記

明るい方へ 父・太宰治と母・太田静子/斜陽日記

出版社: 筑摩書房
著者: 太田 治子、太田 静子
  • 太田静子と太宰、娘が書いた二人の秘められた愛と真実。静子が書いた『斜陽』のモデルとなった日記。太宰治にまつわる名著二冊を合本。
  • 「書きだしてしばらくは、とても苦しかった。最後まで書き終えることができた時、私の心は明るかった。二人の中の「聖なるもの」を、信じようと思った。」(太田治子)
    娘の治子が二人に対して、愛情を込めつつ冷静な筆致で書いた『明るい方へ』。
    母・太田静子が疎開中のできごとを中心に書き、父・太宰治が名作のもとにした『斜陽日記』。
    「このまま私が死んでいったら、治子はどうして大きくなるのだろう。一人になった治子を、空の上から太宰は見守って下さるのだろうか。」(太田静子)
    太宰治が「一ばんいいひととして、ひっそり命がけで生きていて下さい。コヒシイ」と書き送った相手、『斜陽』のモデルとなった太田静子。時間を置いたからこそ見えてきた、二人のあいだの真実とは。
    太宰と静子の娘・治子が愛情を込めて書き起こした傑作ノンフィクション『明るい方へ』。貴重な文学的資料であり、太宰が『斜陽』のもととした静子の回想録『斜陽日記』と合本する。
  • 母の糸巻 太田治子 
    明るい方へ――父・太宰治と母・太田静子 太田治子 
    下曾我/斜陽/めばえ
    斜陽日記 太田静子
    ちくま文庫版によせる あとがき 太田治子

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