渡来人とは誰か 海を行き交う考古学

渡来人とは誰か 海を行き交う考古学

出版社: 筑摩書房
著者: 高田 貫太
  • 朝鮮から倭にきて技術や文化を伝えるのみならず、倭から朝鮮に渡る人もおり様々な交流があった。日朝の遺跡からその痕跡を探る。
  • 多様な技術や文化を倭に伝えに朝鮮からきたというイメージはもう古い。倭から朝鮮に渡る人もいて様々なレベルで交流があったのだ。日朝の遺跡からその痕跡を探る
  • 日本史の常識をひっくり返す!
    外交の使者のみが倭へ来たのか
    鉄器の生産や馬の使用の源流とは
    日本列島の土器が朝鮮半島でみつかる理由とは
    海を渡ったのは本当は誰だったのか
    今から1600年ほど前、倭の王権と各地の有力者は、競い合いながら朝鮮半島と交渉を重ね、みずからの治める地に渡来人を招き寄せていた。
    海を越えて倭にたどりついた渡来人は、訪れた地で地元の民と共生しながら、乗馬の風習、鉄器や須恵器の生産、漢字の使用など、多様な技術と文化を伝えた。
    一方、朝鮮半島に渡った倭人もおり、そこに定住するなど盛んな交流がなされていた。
    こうした渡来人の姿から、古代の相互交流の実像にせまる。
  • 序章 海を越えて移動、移住する
    第一章 古墳時代の日朝関係
    1 韓と倭――三世紀後半まで
    2 王権間の通交――四世紀
    3 関係の多角化――五世紀前半
    4 緊迫する情勢――五世紀後半
    5 社会の興亡――六世紀、加耶の滅亡まで
    第二章 朝鮮半島から倭に渡る
    1 渡来人とは誰か
    2 倭に渡り来る
    3 担った仕事、もたらした文化
    4 ともに暮らす
    第三章 渡海した倭の人びとを訪ねて
    1 旅立ちの前に
    2 加耶の海域
    3 栄山江流域社会へむかう
    4 西海岸をつたって百済まで
    5 旅路で出会った倭の人びと
    終章 名もなき者たちの日朝関係

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