カードゲームで本当に強くなる考え方

カードゲームで本当に強くなる考え方

出版社: 筑摩書房
著者: 茂里 憲之
  • プロカードゲーマー直伝、史上初のTCG理論書! MTG、ポケカ、遊戯王、デュエマ、ワンピ……あらゆるプレイヤー必須の思考法。
  • プロ直伝、史上初のTCG理論書! カードゲームの本質は「数理と心理」である――MTG、ポケカ、遊戯王、デュエマ ……あらゆるプレイヤー必須の思考法。
  • プロカードゲーマー直伝
    勝利をつかみ取る史上初のTCG理論書!!!
    MTG ポケカ 遊戯王 デュエマ ワンピカ etc.
    あらゆるプレイヤー必須の本質的思考法
    ゲームとして、競技として――多くの人が魅了され、勝利を目指して打ち込むトレーディングカードゲーム。
    ゲームの本質、確率的センス、認知バイアス、メタ読み、練習方法、言語化、デッキ構築の視点……
    どのTCGにも共通するセオリーがここにある。
    カードゲームの本質は「数理と心理」である――勝てると思ったのに勝てないのはなぜか。カードゲームはどのようなもので、その実力とは何か? プロプレイヤーとしての経験から得られたどのカードゲームでも充実して強くなれる理論をお伝えします。
  • 第1章 カードゲームの本質
    1 カードゲームの難しさの正体
    勝てると思ったのに勝てないのはなぜか/「再現性」という幻想/カードゲームは人生の縮図である
    2 ゲームの本質をつかむための理論
    「攻撃の無力化」はなぜ弱いのか/理論はツールの1つ
    3 上達するとはどういうことか
    勝者のゲームと敗者のゲーム/敗者のゲームに勝つことが「上達」なのか/勝者のゲームで勝つために
    4 カードゲームの本質は「数理と心理」
    なぜ当然のことが難しいのか?/不完全な人間と現実のあいだに生じるズレ/より洗練された「直感」を身に着ける
    第2章 カードゲームの数理
    1 ツールとしての確率を使いこなす
    確率のためのセンス/確率とは何か/確率計算の先に勝利はあるか?/よりよいスタート地点に立つための理論/確率で判断ができる場合
    2 起こりうる場合の数と起こらない確率
    順列―並べ方のパターン/組合わせ――n枚のカードからm枚を選ぶ/余事象――ある事象が起こらない事象
    3 条件の下での確率
    本当にそんなに運が悪かった?/直感に反する確率/2つ以上のことが同時に起こる確率/考慮しきれない条件をどう扱うべきか
    4 確率の取りうる幅
    なぜ期待値だけでは不十分か/点ではなく幅で見る/引きたいカードと期待値の罠/確率が導く“いいセンス”
    5 結果を解釈する
    対戦結果にはどの程度の意味がある?/メタ読みの幻想―ただ1つの正解は存在するのか
    第3章 カードゲームの心理
    1 私たちの世界は認知でできている
    認知していないものは選べない/行動経済学から学ぶ判断の非合理
    2 非合理の中の正解
    美人投票から見るメタゲームの本質/先に進むのは一歩だけ/都合のいいデータを集める心理
    3 なぜ人はデッキを弱くするのか?
    「お得感」と実際の「得」は違う/プロスペクト理論/デッキを弱くする心理
    4 最善手の発見を妨げるもの
    「当たり前」が答えを遠ざける/手段と目的の逆転/勝ちたい気持ちに遊び心を添える
    5 あなたの上達を妨げる心理
    わかったつもり/なぜ失敗の重要さに気付けないのか/報われる努力を考える
    第4章 真に上達するための練習
    1 ミスは永遠になくならない
    本当に「もっと練習する」だけでいい?/チーズの穴をミスがすりぬけていく
    2 チームを組むということ
    ただプレイするだけが練習じゃない/個人競技でもチームに意味はある/反論は「人格否定」でも「論破」でもない
    3 「よい言語化」とはなんだろうか
    誰のための言語化なのか/複雑な経験や知識を圧縮する道具/間違える勇気、間違いを認める勇気
    4 理論を持つことこそが練習効率を高める王道
    点と点をつないで理論を作る/ストーリーでゲームを見る準備/結果に広がりを見る
    5 ゲームに一貫性を作る
    トレードオフとボトルネック/一貫性の上にデッキタイプがある
    第5章 デッキビルダーとして考える
    1 デッキビルダーの視点を持つ意味
    情報時代にデッキ作りは意味がない?/デッキビルダーとしてゲームを見る/強化と適応/作るのが難しいデッキ
    2 デッキを作ろう
    仮説を持つ/遊び心でチューナーからビルダーになる/カードを見る
    3 デッキを作る練習
    車輪の再発明は悪くない/練習中に引き出しを作る
    4 デッキ制作は総合競技
    デッキ構築は“勝者のゲーム”/数字を見る、数字の見方を考える/結果論より選択幅/負けたくない心理に囚われない/仮説となる一貫性を持つ/仲間の力を借りる
    5 “完璧主義”にはならず、完璧を目指す
    とりあえずやってみれば得をする/それでも前に進むということ
    あとがき――可能性への投資
    後悔なく楽しむ
    読書案内

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