薪を焚く

薪を焚く

出版社: 晶文社
著者: ラーシュ・ミッティング、朝田千惠
  • ◎世界15か国で翻訳、50万部超のベストセラー!!
     ノルウェー本国では2011年刊行以来、16万部のロングセラー
    ◎英“The Bookseller” 誌 2016年最優秀ノンフィクション大賞受賞
    北欧の冬は寒い。
    屈指の寒冷地で古くから人は山に入り、木を伐り、
    薪を積んで乾燥させ、火をおこしてきた。
    薪焚きは生活に欠かせない技術として受け継がれ、
    いまもノルウェー人の生活文化に根づいている。
    伐って、割って、積んで、乾かし、燃やす――
    ただひたむきに木と対話する。
    そこに浮かび上がる、自然との関わり、道具への偏愛、
    スローライフの哲学、手仕事の喜び……
    本書は薪焚きの実践的な知恵と技を伝えつつ、
    エネルギー問題に取り組む社会の変遷、大気汚染を抑える燃焼技術の革新、
    チェーンソーや斧など道具の歴史、薪愛好者たちへの取材など、
    薪をめぐる人々と社会の物語を描き出す。
  •   プロローグ――年老いた男と薪
    寒さ
    薪割りと癒やし/薪使用の衰退と復活/エネルギーと国民文化/煙の出ない火はない?/自宅でつくれるエネルギー……
      薪人――ある独身男の土地に描かれた森

    どこで木を伐るか?/森へ/軽食ではなく、食事を/決して乾燥しない薪/昆虫や害虫/月の満ちかけが意味するもの/恒久的なグリーン・エネルギー/最高の薪になる木は?……
    道具
    尖っていなくてはならない/森での道具/ノルウェーでよく使われるチェーンソー/斧/神の福音、油圧式薪割り機……
      薪人――チェーンソーのパイオニアたち
    薪割り台
    「薪割り年齢」/長いまま割る/膝立ちでの薪割り/冬場の薪運び……
      薪人――南風を受ける薪小屋
    薪棚
    屋根を付けるか、付けないか?/薪を積むときのちょっとしたコツ/樹皮は上か、下か?/薪積みの方法……
      薪人――庭の彫像
    乾燥
    フマータ・ネラ/乾燥の時期/聖ヨハネの日には乾燥する薪/平衡含水率に達した薪/台所での研究/火に当たるとどのくらい暖まるのか?……
    ストーブ
    クリーンバーン革命/未来のストーブ/煙突のドラフトと空気の供給/ストーブの使用とメンテナンス……

    燃焼/焚き付け/大気汚染の最小化/着火は上から/夜間の暖房/灰掃除の芸術……
      薪人――クリスマスの伐採とファヴン積み
      エピローグ――バーニング・ラブ(燃える愛)
    (目次より抜粋)

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