
〝神渡る湖〟とともに
出版社: 株式会社みなと
- 諏訪湖とともに生き、ワカサギ釣りに革命を起こした著者の誇りと喪失の半生、そして諏訪大社直系の血筋を引く中澤一族の歴史を描く。
- ワカサギ釣りに革命を起こした“ドーム船”の開発者・中澤章が語る、自然への敬意、家族との別れ、そして諏訪大社直系の家に生まれた自身と一族の深い歴史。“神渡る湖”とともに歩んだ、光と影の軌跡。
- ワカサギ釣りの常識を変えた男が語る、諏訪湖とともに生きた人生の記録。
諏訪大社直系の血を引く一族の歴史、最愛の妻との別れ……。
激動の軌跡を描く。
諏訪湖に生まれ、諏訪湖とともに育った男の人生──。
昭和9年、諏訪大社の神域ともいえる諏訪湖のほとりに生まれた中澤章。
ワカサギ釣りに革命をもたらした“ドーム船”の開発者として知られ、寒さ厳しい冬の湖上でも快適に釣りができる環境を作りあげた。
本書では、諏訪大社直系の血筋を引く中澤一族の歴史とともに、激動の昭和・平成を生き、ワカサギ釣り界をリードし続けてきた著者の半生を語る。
〝神渡る湖〟とともに歩んだ日々、仲間たちとの交流、そして妻の失踪という人生最大の試練——。
一人の男の誇りと喪失、そして“湖と生きる”ことの意味を描いた、魂の自伝。
人生に四季があるとすれば、まさにいま私は冬景色の中を歩んでいる。
年間の人生はとても長かったように思うときもあれば、
まばたきをするように一瞬だった、と感じることもある。
昭和に生まれ、平成、令和と三つの時代を生きてきた私にとって
常にそばにあったのが「諏訪湖」だ。(「まえがき」より) - まえがき 神々によって守れた湖で
第一章 誕生 中澤家の跡取りとして
第二章 少年時代 遊び場であり聖域だった湖
第三章 青年時代 諏訪へ帰郷、そして起業
第四章 ワカサギ釣り革命 「民宿みなと」開業
第五章 妻・千晴のこと 最愛のパートナーとの別れ
第六章 徒然なるままに 穏やかな日々とよき思い出
あとがき 諏訪湖で生まれて、諏訪湖で死んでいく