
改訂版 樹木への旅
出版社: せせらぎ出版
- 原本の『樹木への旅』(せせらぎ出版 2024年)は主に2014年から2024年にかけて大阪小児科医会雑誌(年4回刊行)にシリーズで掲載されたものをまとめたものである。
縁のあった人々に手紙・報告書のようなつもりで送ったところ、いくつか感想がよせられた。その中で、恩師、大西俊輝先生からもらった感想文は格別なものであり、鳥のひなが誕生するとき外から親鳥が殻をつついて割ってくれるという“啐啄同時”のように私の文章の誕生を外からつついて出してくれているかのような思いに駆られた。そこで、大西先生に許可を得て、あらたに改訂版として出版することにしたのが本書―『「樹木への旅」と共歩き』(大西先生の文中にあったフレーズより題名をつけた)である。
(「改訂版のまえがきにかえて」より一部要約)
※本書『改訂版 樹木への旅 ― 樹木への旅と共歩き』は、『樹木への旅』の「樹木への旅」の章に大西俊輝氏の文章を加え、「世界囲碁旅行」の章を削除したものです。「随想」の章は旧版・改訂版どちらにも掲載されています。 - 改訂版のまえがきにかえて
樹木への旅 はじめに
◎改訂版 樹木への旅 ―― 樹木への旅と共歩き
トチの木の物語/松の風景/司馬遼太郎没後20年/カヤの木(司馬遼太郎は囲碁を打ったか)/私の好きな散歩道(イチョウとムクロジ)/桂と金木犀/ブナ随想/林住期/樟/杉・ヒノキ/珊瑚樹/雑木林①(コナラ)/雑木林②(クヌギ)/令和によせて ―再構成―/ニレ/榎(エノキ)/街路樹・プラタナス/六甲賛歌/葛城・金剛礼賛/山歩きの楽しみ/平石峠/椿/ねむの木/シャクナゲ/アジサイ/ケヤキ/樹木葬/川のある風景/旅の終わりに
◎随想
趣味としての水泳/娑婆遊び/誰が為に医学はある/私の初詣/ライフアドバイザー/「第九」100年に寄せて/素路(ソロ)/昭和は遠くなりにけり/薫習(くんじゅう)/五十肩考/「応酬」に想う/白秋/而今慈時(じこんじじ)
あとがき
改訂版のあとがき
