
医師奮迅
出版社: 一声社
- 小線源治療医として数多くのがん患者を救ってきた西尾正道の治療の実績・生き様から、現代の諸問題に目を開かせる啓蒙の書
- 外科手術でも抗がん剤でもない小線源治療のエキスパート・西尾正道の治療実績と生き様から、私達の健康を阻害する諸問題に目を開かせる啓蒙の書。
- 日本においては、癌治療と言えば「手術か抗がん剤」の選択が一般的。西尾正道は放射線治療医として、小線源の組織内照射で数多くのがん患者を救ってきた実績を持つ。小線源治療とは何か、なぜ放射線治療医が少ないのか、患者に有効な薬が生産中止になるのはなぜか…本書を読めば理解できる。西尾正道が現場第一主義を貫き、患者と病院関係者を守る立場から直言してきた数々の提言に、メディアによって曇らされた目が開かれる思いになる一冊。チェルノブイリにも足を運び、福島第一原発事故にも取り組んできた西尾正道の生き様と実践は、今を生きる私たちに一筋の光明を見出させてくれる、啓蒙の書。
- 本書の経緯(西尾正道のまえがきに代えて)
一 西尾正道・放射線がん治療医の誕生
おいたち/医学の道を志す/主張する学生達/押し黙る社会8/医学教育の実際/
二 小線源治療・西尾正道の手技
各地を巡って医者修行/患部に合わせた施術の工夫/放射線治療を知るための放射線の知識/幾つもあるがんの治し方/消え去るのか小線源治療/
三 義を通した病院経営
黒字転換とDPC/患者を主体に据えた西尾方針/患者の会との共同提案/福島原発災害に際会して/
四 闇に飛び交う放射線
論争にさらされた甲状腺がん/ICRPのいかがわしさ/医療従事者のとらわれ/原発稼働の辻褄合わせ
五 生活環境病に挑む
環境を汚す有害物質/科学に嘘をつかせるものは/発達障害が警告すること/これからの医療と社会へ/地球のとっての人間
西尾スライドからの参考資料
著者・今野博信あとがき
