小説 山紫水明の庭 七代目 小川治兵衛
出版社: 鳥影社
- 自然の景観と躍動的な水の流れを組込む作庭で、平安神宮神苑、無鄰菴、円山公園などを手がけた植治の生涯を描く長編小説1700枚。
- 近代日本庭園の先駆者として平安神宮神苑、無鄰菴、円山公園などを手がける高名な作庭家として名高く、自然の景観と躍動的な水の流れを組みこんだ。いまにつづく植治のその時代と生涯を丹念に描く長編小説1700枚。
- 七代目小川治兵衛—屋号「植治」(1860-1933)
平安神宮神苑、無鄰菴、円山公園を手がけるなど、近代日本庭園を先駆し、自然の景観と躍動的な水の流れを組みこんだ作庭で名高い植治。いまにつづく、その時代と生涯を丹念に描く長編小説1700枚。
多くの研究者が七代目小川治兵衛を「植治」として集約して描いているが、私はあくまで幼名の「源之
助」にこだわり、その一生を追い求めた。
間奏曲のような構成で、「母のねがい」と「妻のねがい」を挿入する構成にした。
これは、著者の歴史小説に一貫した構成になっている。
そこに本論を客観視する重要な史実なども、織り込んだつもりである。
(「おわりに」より) - 母のねがい
第一章 旅立ち
母のねがい
第二章 修 業
母のねがい
第三章 わかれ
母のねがい
第四章 試 練
第五章 琵琶湖疎水
母のねがい
第六章 水力発電所
妻のねがい
第七章 並河庭園
第八章 無鄰菴
妻のねがい
第九章 癒やしの庭
第十章 平安神宮
妻のねがい
第十一章 日露戦争
妻のねがい
第十二章 流響光韻
妻のねがい
第十三章 白 楊
妻のねがい
第十四章 飛 翔
第十五章 不婦人
妻のねがい
主要参考文献
終わりに