和泉式部日記

和泉式部日記

出版社: 笠間書院
著者: 小谷野純一
  • 原文&現代語訳シリーズ最新刊。「和泉式部日記」を研究者だけでなく古典を愛する方々にも利用できるよう配慮して執筆。
  • 原文&現代語訳シリーズ最新刊。「和泉式部日記」を一般研究者や大学院、大学での学習者だけでなく、古典を愛する方々にも利用できるよう配慮して執筆。本文を右頁に、現代語訳を左頁にそれぞれ掲示し、脚注を施しました。
  • 原文&現代語訳シリーズ最新刊。『和泉式部日記』を一般研究者や大学院、大学での学習者だけでなく、古典を愛する方々にも利用できるよう配慮して執筆。本文を右頁に、現代語訳を左頁にそれぞれ掲示し、また、両頁にわたって脚注を施しました。
    著者の犀利で柔軟な挑みによって、いま、日記の表象世界が鮮やかに解析されます。
    現代語訳/解題/改訂本文一覧/『和泉式部集』所収歌/和歌各句索引/脚注語句索引付き。
    ありし恋の記憶から新たな恋の発動へ
    男との共生に充足をおぼえる女は、恋という躍動の世界におのずと参入するほかはなかった。
    橘の花の〈香〉から、時鳥の〈声〉へ。女は、唐突に恋の秩序のうちに傾斜してしまうのだった。
    「あが君」―女の情趣の煌めきに感動する男の声は、女の存在を包み込む。
    〈憂き身〉という生のありようこそ、逃れられない女の宿世なのだ。
    男に翻弄されながらも、女には、愛の迸りに我が身をまかせることしか生きるすべはなかった。
    【目 次】
    凡例
    一 夢よりもはかなき世の中を/二 賜はせそめてはまた/三 また御ふみあり/四 つごもりの日/五 またの日/六 宮、例の忍びて/七 雨うち降りて/八 五月五日になりぬ/九 「おはしまさむ」とおぼしめして/一〇 からうじておはしまして/一一 二三日ばかりありて/一二 またの夜おはしましたりけるも/一三 かくて/一四 小舎人童来たり/一五 つごもり方に/一六 かかるほどに八月にもなりぬれば/一七 つごもり方に/一八 九月二十日余りばかりの/一九 御覧ずれば/二〇 かくて、つごもり方にぞ御ふみある/二一 かくいふほどに十月にもなりぬ/二二 一夜の空の気色の/二三 その夜の月の/二四 かくて、二三日/二五 二日ばかりありて/二六 またの日/二七 かくてあるほどに/二八 この頃は/二九 かばかりねんごろに/三〇 かくのみ絶えずのたまはすれど/三一 いろいろに見えし木の葉も/三二 かくいふほどに/三三 女はそののち/三四 例の、「いざたまへ」とのたまはすれば/三五 年返りて、正月一日/三六 北の方の御姉
    解題に代えて/改訂本文一覧/『和泉式部集』所収歌/和歌各句索引/脚注語句索引
  • 凡例
    一 夢よりもはかなき世の中を/二 賜はせそめてはまた/三 また御ふみあり/四 つごもりの日/五 またの日/六 宮、例の忍びて/七 雨うち降りて/八 五月五日になりぬ/九 「おはしまさむ」とおぼしめして/一〇 からうじておはしまして/一一 二三日ばかりありて/一二 またの夜おはしましたりけるも/一三 かくて/一四 小舎人童来たり/一五 つごもり方に/一六 かかるほどに八月にもなりぬれば/一七 つごもり方に/一八 九月二十日余りばかりの/一九 御覧ずれば/二〇 かくて、つごもり方にぞ御ふみある/二一 かくいふほどに十月にもなりぬ/二二 一夜の空の気色の/二三 その夜の月の/二四 かくて、二三日/二五 二日ばかりありて/二六 またの日/二七 かくてあるほどに/二八 この頃は/二九 かばかりねんごろに/三〇 かくのみ絶えずのたまはすれど/三一 いろいろに見えし木の葉も/三二 かくいふほどに/三三 女はそののち/三四 例の、「いざたまへ」とのたまはすれば/三五 年返りて、正月一日/三六 北の方の御姉
    解題に代えて/改訂本文一覧/『和泉式部集』所収歌/和歌各句索引/脚注語句索引

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