周縁のマルクス[新版]

周縁のマルクス[新版]

出版社: 堀之内出版
著者: ケヴィン・B・アンダーソン、平子友長、明石英人、佐々木隆治、斎藤幸平、隅田聡一郎
  • ●斎藤幸平さん推薦!
    「脱成長コミュニズム」の始まりはこの本にある!
    ●インド、アルジェリア、ラテンアメリカetc…マルクスは非西洋社会にも大きな関心を持っていた!
    実は西洋社会の外にも大きな関心を持っていたマルクス。『資本論』や『要綱』といった主要著作とも密接に関係するマルクスの思想の変遷を、「周縁」のテーマから一冊で捉えた名著が復刊!
    ジャーナル記事や未刊行の抜粋ノートなど、著作化されていない膨大なテクストを概観すると、マルクスのジェンダーへの関心や、当時は資本主義の「周縁」に存在していた非西洋社会への接近が見えてくる。
    あらゆる社会問題が資本批判と切り離せない構造を持つことを見抜いたマルクスの視点は、現代でも有効である。今日の戦争も、ジェンダーや移民にかかわる社会問題も、すべては資本が背後で糸を引いている──。
    ※新版の刊行に際し、訳文を更新の上、著者の新たな論文「一〇年後に寄せて」を追加しています。
  • 第一章
    1850年代における植民地との出会い
    ──インド、インドネシアおよび中国に対するヨーロッパの衝撃
    第二章
    ロシアとポーランド
    ──民族解放と革命の関係
    第三章
    人種、階級、奴隷制
    ──第二次アメリカ革命としての南北戦争
    第四章
    アイルランド
    ──ナショナリズム、階級および労働運動
    第五章
    『要綱』から『資本論』へ
    ──複線的テーマ 
    第六章
    非西洋社会および前資本主義社会に関する晩期の諸著作 
    ──イロコイ族、ホメロス時代のギリシア人、その他の無文字社会におけるジェンダーと社会的ヒエラルキー
    補遺
    1920年代から今日までの『マルクス=エンゲルス全集』(MEGA)の遍歴
    付録 一〇年後に寄せて 
    訳者解説 
    新版への訳者あとがき 
    参考文献
    索引

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