山口ユースホステル・紅花舎50年 行雲流水行脚
出版社: スローウォーター
- 1974年(昭和49年)山口県山口市宮野に開所した山口ユースホステル。ペアレントの杉田和則(故人)・惠美子夫妻を慕って、多くのヘルパーやホステラーに愛された、知る人ぞ知る名物ユースホステルであった。
2011年(平成23年)にはプライベートホステル山口紅花舎となり、2023年(令和5年)には杉田宗一・智子夫妻が本格的サウナが楽しめる宿、紅花舎へと再生。2024年(令和6年)に開所50年を迎えた。
開所に至るまでの経緯、50年間を振り返る懐かしく貴重な写真やエピソード、関わった人々の寄稿、趣味人でもあった杉田和則氏が遺したスケッチ、ブログなどを一冊にまとめた。編集は、山口ユースホステルで青春時代を過ごした有志である「プロジェクトチーム行脚」によるものである。なお、書名は、杉田和則氏がこよなく愛した言葉「行雲流水行脚」とした。
ユースホステル全盛だった70年代、80年代の雰囲気に関心のある人、宿泊業に関わる人には一読の価値がある。本書の目次は以下の通りである。
序 発行に際して
第1章 誕生!山口ユースホステル
第2章 あゆみ
第3章 思い出の花束
第4章 おいしい記憶
第5章 ふりかえれば、たからもの
第6章 紅花舎としてのこれから
第7章 宮野の四季
あとがきにかえて――編集後記