明治日本とキリスト教 蒔かれた種
出版社: 西南学院大学博物館
- 宣教師たちが再び日本の地へ。黒船来航によって急速に近代化が進められる中で、明治日本に蒔かれた種は教育、文化、社会福祉といった様々な分野で豊かに実を結んでいく。キリスト教との出会いという視点から日本の近代化を問…
- 黒船来航によって西洋近代と対峙し、急速に近代化が進められていく中でキリスト教は伝播した。宣教師によって蒔かれた種が教育、文化、そして社会福祉といった様々な分野で花咲き、実っていく様子を資料とともに辿り、新島襄や津田梅子、西南学院の礎を築いた波多野培根などをコラム・論文で紹介。日本の近代とキリスト教を問う。
【2019年西南学院大学博物館特別展Ⅰ図録 明治日本とキリスト教─蒔かれた種─】 - ご挨拶 西南学院大学博物館館長[宮崎克則]
開催概要/凡例
●第1章 開 国 信教の自由に向けて
【コラム】S・W・ウィリアムズ 黒船で来航した宣教師[西南学院大学博物館学芸研究員 宮川由衣]
【コラム】パリ外国宣教会 期待されていた信徒発見[西南学院大学博物館学芸調査員 田中 恵]
●第2章 近代キリスト教の初穂 日本の近代化とキリスト教
【コラム】開港場箱館から ニコライ司祭と新島襄[西南学院大学博物館学芸研究員 宮川由衣]
【コラム】アメリカ・オランダ改革派教会宣教師フルベッキ 明治日本の近代化とキリスト教普及の立役者[西南学院大学博物館学芸調査員 鬼束芽依]
●第3章 よきおとずれ 教育・文化・社会福祉
【コラム】明治日本のプロテスタント讃美歌[西南学院大学博物館学芸調査員 西山 萌]
【コラム】日本における女子教育の開花と発展[西南学院大学博物館学芸調査員 早田 萌]
【コラム】明治期における児童教育 ⻑崎・外海地区におけるド・ロ神⽗の活動について[西南学院大学博物館学芸調査員 内野舞衣]
●第4章 教育者・波多野培根 西南学院の礎
【コラム】新島襄と波多野培根[西南学院大学博物館学芸員 下園知弥]
【コラム】陽明学とキリスト教[西南学院大学博物館学芸調査員 木村新菜]
●論 考
近代日本キリスト教の萌芽 禁教下におけるプロテスタント宣教師の活動をめぐって[西南学院大学博物館学芸研究員 宮川由衣]
横浜天主堂と大浦天主堂における二つの捕縛事件 パリ外国宣教会の対応を中心に[西南学院大学博物館学芸調査員 田中 恵]
日本の近代化とキリスト教 熊本バンドの場合[西南学院大学国際文化学部国際文化学科教授 塩野和夫]
出品目録