《中釜洋子選集》家族支援の一歩

《中釜洋子選集》家族支援の一歩

出版社: 遠見書房
著者: 中釜洋子、田附あえか、大塚 斉、大西真美、大町知久、平木典子、髙田 治、野末武義
  • 家族療法家,中釜洋子の軌跡
  • 家族療法家,中釜洋子の軌跡
    心理療法家・中釜洋子。東京大学教授として,統合的心理療法や家族援助・家族療法の分野で多大な功績を残し,多くの臨床家を育ててきた。2012年に急逝した。本書は,膨大な業績のなかから,中釜の教えを受けてきた4人が選りすぐりの論文を集めたものである。また中釜が行ったケースの逐語も収録。まえがき:平木典子
    ──家族のことをさらに学びたいというモチベーションの源泉は,私の場合,専門家集団はなんと家族に(さらに端的に言えば,なんと母親に)厳しいのだろうという驚きであり,辟易感だった。四半世紀ほど前の事例検討の場で,しばしば味わった思いである。(本書より)
  • 第1部 子どもと家族
    第1章 文脈療法の現代的意味
    第2章 家族心理学の立場からみた子どものこころの問題
    第3章 思春期・青年期の障がい・問題行動と心理療法
    第4章 家族における心理的不在のわりきれなさをめぐって
    第2部 事例からみるシステミックアプローチ
    第5章 夫婦問題(カップル・カウンセリング)の事例研究
    第6章 面接室の「内」と「外」
    第7章 家族療法における言葉の使い方
    第8章 夫婦間不和が認められる事例
    第3部 家族療法家を生きる
    第9章 気持ちを伝えられない子どもたち――自己開示をためらわすもの
    第10章 保護者とどう付き合うか?──家族療法の視点から
    第11章 家族の視点からとらえた主体の危機と臨床
    第12章 臨床実践のなかで家族はどのように扱われるか――家族療法を謳うカウンセリングルームからの発信
    第4部 実際の事例をめぐって
    第13章 説き明かし・私の家族面接 初回面接の実際(オリエンテーション~面接)

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