当事者が語る「貧困とはなにか」

当事者が語る「貧困とはなにか」

出版社: 北海道大学出版会
著者: 陳 勝
  • 日本で実施した参加型貧困調査の実施記録とその分析。当事者たちは「貧困」をどのように理解し、何に困り、それにどう対応したのか。
  • 日本で実施した参加型貧困調査の記録とその分析。当事者たちが主体となってグループディスカッションを行い、「貧困」をどのように理解しているのか、何に心配し困っているのか、それにどのように対応したのかを議論していく…
  • 日本で実施した参加型貧困調査の記録とその分析。当事者たちが主体となってグループディスカッションを行い、「貧困」をどのように理解しているのか、何に心配し困っているのか、それにどのように対応したのかを議論していく過程を記述する。
  • 序章 貧困理解におけるもう一つの視点
    1.研究の目的とその背景
    2.分析の視点
    3.本書の構成
    第1章 貧困当事者を包摂する参加型貧困調査
    1.参加型貧困調査の実例
    2.「参加」の課題とその担保
    3.参加型貧困調査の有用性
    第2章 本研究で実施した参加型貧困調査の説明
    1.調査概要
    2.課題1:参加者の募集
    3.課題2:調査の進行
    4.課題3:結果のアウトプット
    5.小括
    第3章 集まり1:貧困当事者が見た「貧困」
    1.「貧困」の言葉に対するイメージや理解
    2.貧困の意味
    3.誰が貧困者である・でない・なにで区別
    4.小括
    第4章 集まり2:貧困当事者が経験した「貧困」
    1.心配・困りごと
    2.貧困当事者のエイジェンシー
    3.貧困の構造上の諸側面からの制約
    4.小括
    第5章 集まり3:貧困当事者が振り返る調査参加
    1.貧困当事者にとっての調査参加の意味
    2.貧困当事者からの調査に対する改善提案
    3.小括
    終章 本研究で理解し得た「貧困」
    1.貧困当事者が語った「貧困」
    2.本調査研究から学んだこと
    3.今後の課題
    補論 新たな貧困の政治の検討
    1.従来の貧困議論
    2.貧困当事者による「貧困」構築
    3.「参加」の政治に向けて
    付録
    1.関連分野での参加の実践
    2.「代議制民主主義」との関係性
    3.「代表性」が必ず必要なのか
    4.調査参加者募集ポスター
    5.プレ調査の説明
    初出一覧
    あとがき
    引用・参考文献

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