
行政法研究 第63号
出版社: 信山社出版
- 行政法理論の基層を探求する行政法専門誌第63号。巻頭言(宇賀)「AI基本法の制定」。特集、「個々人の地位と手続」。
- 行政法理論の基層を探求する行政法専門誌第63号。巻頭言(宇賀)「AI基本法の制定」。特集、「個々人の地位と手続」。
- ◆行政法理論の基層を探求する行政法専門誌 ― 「行政法学のアリーナ」としての役割を果たすべく、63号も第一線の執筆陣が集い、精緻・広範な考察を行う◆
巻頭言(宇賀)は「AI基本法の制定」。特集は、「個々人の地位と手続」。これは「行政と憲法―『行政法ハンドブック第4巻』に寄せて」として、連続第4回目の、ドイツの現状をふまえた、更なる議論のためのスタンダード・ワークである(船渡、西上、巽、宮森、福島)。論説として「健康情報法の構想」(黒田)、書評(松尾)も掲載。 - 『行政法研究 第63号』
宇賀克也(東京大学名誉教授) 責任編集
【目 次】
〔巻頭言〕AI基本法の制定〔宇賀克也〕
― * ―
【特集 個々人の地位と手続―『行政法ハンドブック第4巻』に寄せて】
◆1 特集の趣旨〔船渡康平〕
◆2 公権と行政法関係:基礎―行政内部法関係〔西上 治〕
Ⅰ は じ め に
Ⅱ 本論文の概要
Ⅲ 若干のコメント
◆3 訴訟による貫徹―競業者訴訟〔巽 智彦〕
Ⅰ は じ め に
Ⅱ 概念,発展および意義(A)
Ⅲ 体系化(B)
Ⅳ 競業者訴訟の典型的構造にとっての参照領域(C)
Ⅴ 私法上の構成物との対比による行政法上の競業者訴訟の法ドグマ上の基本問題(D)
Ⅵ 拡 大(E)
Ⅶ 展 望(F)
Ⅷ お わ り に
◆4 参照領域―公経済法における個々人の地位〔宮森征司〕
Ⅰ は じ め に
Ⅱ 個々人と経済行政(A)
Ⅲ 公権の基礎,及び,把握される企業活動の保護利益(B)
Ⅳ 企業としての個々人の権利及び義務(C)
Ⅴ 競業する企業としての個々人(D)
Ⅵ その他の役割における個々人(E)
Ⅶ お わ り に
◆5 行政手続:機能・関与・文脈―手続の奉仕的機能と手続化〔福島卓哉〕
Ⅰ は じ め に
Ⅱ 本論文の要約
Ⅲ 若干の検討
◆6 手続類型― 一般的(非正式)手続〔船渡康平〕
Ⅰ 予備的な説明
Ⅱ 要 約
Ⅲ 評 価
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【論 説】
◆健康情報法の構想〔黒田佑輝〕
Ⅰ は じ め に
Ⅱ 健康という営みにおける情報の機能
Ⅲ 健康情報法の構想
Ⅳ 健康情報法の具体的課題例
Ⅴ 結 語
【書 評】
◆音無知展=山本龍彦編『プライバシー』(法律文化社,2025年)〔松尾剛行〕
