
マスク取ってもいいですか?
出版社: 信山社出版
- コロナ禍は何を暴いたのか? 見えてきた「日本社会のクセ」と、覆い隠された事柄の正体。専門知の歪みを多角的視点から問う。
- コロナ禍は何を暴いたのか? 見えてきた「日本社会のクセ」と、覆い隠された事柄の正体。専門知の歪みを多角的視点から問う。
- ◆コロナ禍は何を暴いたか?-好評の〔法と哲学新書〕シリーズ 2026.1 最新刊!◆
危機管理の欠損と法の支配の蹂躙、コロナ禍は何を暴いたのか?見えてきた「日本社会のクセ」と、覆い隠された事柄の正体。専門知の歪みを多角的視点から問う。 - 『マスク取ってもいいですか?(法と哲学新書)』
若松良樹(学習院大学法務研究科教授) 編著
【目 次】
[序] ダチョウを嗤うな〔若松良樹〕
Ⅰ 問題の設定
Ⅱ 本書の構成
1 コロナ禍は何を暴いたか―危機管理能力なき無法国家の現実と専門知の歪み〔井上達夫〕
はじめに
Ⅰ 危機管理とは何か
Ⅱ コロナ禍対策における危機管理の欠損
Ⅲ 危機管理施策効果検証における専門知と言論の歪み
Ⅳ コロナ禍対策における法の支配の蹂躙
結 語
2 自由と共同性、そして法―憲法論から顧みるコロナ禍〔尾形 健〕
はじめに
Ⅰ 「自由」と「共同性」―アメリカのある判例から
Ⅱ 「自由」と「共同性」―日本の状況から
むすびにかえて
3 感染症対策と権利制約―プライバシー制限の問題を中心に〔米村滋人〕
Ⅰ はじめに
Ⅱ プライバシー概念の歴史と展開
Ⅲ 判例の展開と分析
Ⅳ プライバシーと公衆衛生
Ⅴ おわりに
4 合理的な意思決定と理性的自律のために―コロナウイルス禍の中での科学的知識と倫理〔蔵田伸雄〕
Ⅰ パンデミックは「終わった」が残されたものは何か
Ⅱ それは支配と抑圧ではなかった
Ⅲ 専門家の知識と科学的不確実性
Ⅳ 専門家とメディア
Ⅴ 行政と専門家
Ⅵ 医療資源の分配
Ⅶ 「生命か経済か」という二項対立に意味はない
Ⅷ エッセンシャルワーク
Ⅸ 理性的な自律のために
5 学習する政府へ向けて〔若松良樹〕
Ⅰ はじめに
Ⅱ 不可謬仮説
Ⅲ 心情倫理と責任倫理
Ⅳ 実験という思想
Ⅴ 新しい皮袋
6 有事の倫理をめぐる七つの問い〔児玉 聡〕
はじめに
Ⅰ 災害の備えをどれだけしておくべきか
Ⅱ 「命の選択」をすることは許されるか
Ⅲ リスク管理と危機管理の混同
Ⅳ 有事の倫理と平時の倫理の同一性テーゼ
Ⅴ 有事の倫理について公に議論すべきか
Ⅵ 有事の倫理に関する帰結主義的な考え
Ⅶ 「有事」とは何か
おわりに
7 コロナ禍は障害者に何をもたらしたのか―ニューノーマルについての哲学的考察〔稲原美苗〕
はじめに
Ⅰ コロナ禍と障害者
Ⅱ コロナ禍の優生思想
Ⅲ コロナ禍の健康格差
Ⅳ ニューノーマル(新しい生活様式)と障害
Ⅴ ニューノーマル下の「従順な身体」とは?
Ⅵ コロナ禍が浮き彫りにした新自由主義の問題点
Ⅶ 新自由主義の落とし穴―差別と排除
Ⅷ コロナ禍のケアリングとケアの倫理
Ⅸ 結びに代えて―コロナ禍での「ケアの倫理」を使った提言
8 パターナリズムはそこにあるのか―先延ばし行動の経済モデルで考える〔竹内 幹〕
Ⅰ コロナ対策とナッジ
Ⅱ 真の選好と「合理性」のあやうさ
Ⅲ 経済学における「合理性」
Ⅳ 顕示選好理論にみる道具としての選好や効用概念
Ⅴ 時間選好をめぐる「合理性」
Ⅵ 先延ばし行動の数理モデル
Ⅶ 先延ばしの時間選好
Ⅷ 自滅的な現在バイアス
Ⅸ 現在バイアスに自覚的になる
Ⅹ 先延ばしの原因を見極める
Ⅺ 合理性や真の選好にまつわる恣意性
Ⅻ 展 望
