ジェンダー法研究 第12号

ジェンダー法研究 第12号

出版社: 信山社出版
著者: 浅倉 むつ子、二宮 周平、三成 美保、小門 穂、上野 桂子、仙波 由加里、伊藤 ひろみ、荒木 晃子、中塚 幹也、門田 貴子、白井 千晶、神谷 悠一、ジェシカ・スターン、カイル・ナイト、ティモテウス・フェルダー=ルセッティ、イ・スンヒョン、高井 ゆと里、木村 草太、來田 享子、石田 京子、上水流 由香、西良 朋也
  • 特集1「生殖補助医療のあり方と当事者・医療者の声」と特集2「LGBTQの権利保障をめぐる法整備の現状と課題」等を掲載。
  • 特集1「生殖補助医療のあり方と当事者・医療者の声」と特集2「LGBTQの権利保障をめぐる法整備の現状と課題」等を掲載。
  • ◆実務と研究を架橋し、新たな共生社会を拓く【ジェンダー法学】の専門誌―第12号も重要テーマを広く考察◆
    第12号の特集1「生殖補助医療のあり方と当事者・医療者の声」は、生命倫理、家族社会学の研究者、当事者・医療機関関係者による論稿、特集2「LGBTQの権利保障をめぐる法整備の現状と課題」は、性別自己決定法の国際的進展や最新の動向を紹介。力のこもった論説(浅倉、石田)と「立法・司法・行政の新動向」(上水流)も掲載。
  • 『ジェンダー法研究第12号』
     浅倉むつ子・二宮周平・三成美保 責任編集
    【目  次】
    はしがき(浅倉むつ子・二宮周平・三成美保)
    ◆特集1 生殖補助医療のあり方と当事者・医療者の声◆
    企画趣旨〔二宮周平〕
    1 生殖補助医療とジェンダー〔二宮周平〕
     は じ め に
     Ⅰ 生殖補助医療の位置づけ
     Ⅱ LGBTQの家族形成
     Ⅲ 代 理 懐 胎
     お わ り に
    2 フランス生命倫理法改正から学ぶこと〔小門 穂〕
     Ⅰ は じ め に
     Ⅱ 生殖医療に関わる制度
     Ⅲ 利用者の要件拡大
     Ⅳ 出自を知る権利の保障
     Ⅴ お わ り に
    3 第三者の卵子・精子による生殖補助医療におけるJISARTの理念と取り組み―出自を知る権利の保障とフォローアップ〔上野桂子〕
     Ⅰ JISARTについて
     Ⅱ 第三者の卵子・精子による生殖補助医療実施の仕組み
     Ⅲ 出自を知る権利の保障
     Ⅳ 誕生した子どもと家族の状況
     Ⅴ これまでに見えてきた問題と今後の課題
    4 子の出自を知る権利の保障へ向けて―ドナーリンク・ジャパンのチャレンジ〔仙波由加里〕
     Ⅰ はじめに―日本におけるAID
     Ⅱ ドナーリンク・ジャパン(DLJ)
     Ⅲ まとめとして―DLJのチャレンジ
    5 非匿名ドナーを募る精子バンクの取組み〔伊藤ひろみ〕
     Ⅰ は じ め に
     Ⅱ 非匿名での精子提供が行われるべき理由
     Ⅲ 非匿名での精子提供を志願する男性
     Ⅳ 今後の展望
    6 LGBTQ当事者への支援〔荒木晃子〕
     Ⅰ は じ め に
     Ⅱ LGBTQ当事者と医療現場の実際
     Ⅲ 生殖医療で何ができるか―LGBTQ当事者の声から
     Ⅳ LGBTQ当事者を迎えるための院内整備―医療者の声
     Ⅴ LGBTQ対応のための初診時問診票の作成
     Ⅵ お わ り に
    7 子どもたちへのライフプラン教育〔中塚幹也〕
     Ⅰ ライフプラン教育と包括的性教育
     Ⅱ ライフプラン教育とプレコンセプションケア
     Ⅲ プレコンセプションケアの推進に向けての動向
     Ⅳ 最近のプレコンセプションケア
    8 子どもたちへのライフプラン教育(実践報告)〔門田貴子〕
     Ⅰ は じ め に
     Ⅱ 講座の内容
     Ⅲ 生徒の受け止め(講座後アンケートより)
     Ⅳ お わ り に
    9 家族のあり方の多様性―「親になる意思」〔白井千晶〕
     1 特定生殖補助医療法案から浮かび上がる日本の課題
     2 倫理的配偶子提供(Ethical Donor Conception)
     3 「親になる意思」をめぐって
    ◆特集2 LGBTQの権利保障をめぐる法整備の現状と課題◆
    1 LGBTQの権利保護をめぐる法整備に向けて―歴史と課題〔三成美保〕
     Ⅰ 本特集の意義
     Ⅱ LGBTQの権利保護をめぐる法整備の課題
     Ⅲ 今後の課題
    2 LGBTQの権利保障をめぐる法整備の現状と課題〔神谷悠一〕
     Ⅰ は じ め に
     Ⅱ 権利保障に関する近年の動向
     Ⅲ お わ り に
     〈参考資料〉
    3 LGBTQI+の権利保護に関する法整備の現状と課題〔ジェシカ・スターン〔西良朋也 訳〕〕
    4 トランスジェンダーの権利の進展〔カイル・ナイト〔西良朋也 訳〕〕
    5 一般平等取扱い法について〔ティモテウス・フェルダー=ルセッティ〔西良朋也 訳〕〕
     Ⅰ 一般平等取扱い法について
     Ⅱ ドイツの新性別自己決定法―登録された性別に関する自己決定及びその他の規定を改正する法律
    6 LGBTQの権利保障をめぐる法整備の現状と課題―韓国の状況と課題(講演録)〔イ・スンヒョン〕
    7 日本のトランスジェンダーをとりまく課題と現状〔高井ゆと里〕
     Ⅰ は じ め に
     Ⅱ LGBT理解増進法
     Ⅲ 性同一性障害特例法をめぐる状況
     Ⅳ お わ り に
    8 【コメント】トランスジェンダーと差別〔木村草太〕
     Ⅰ コメントの概要
     Ⅱ 合理性系列と差別感情の系列
     Ⅲ トランスジェンダーへの差別
     Ⅳ お わ り に
    9 【コメント】スポーツ研究の立場から〔來田享子〕
     Ⅰ 歴史的背景―LGBTQの人々とスポーツの歴史
     Ⅱ 医学モデルから人権モデルへの移行に伴うスポーツ界の変化とバックラッシュ
     Ⅲ スポーツ研究の立場からなぜLGBTQの権利保障をめぐる法整備が必要だと考えるのか
     Ⅳ さらなる懸念への対応の必要性
    【論 説】
    1 女性差別撤廃条約の国内実施と男女雇用平等の40年〔浅倉むつ子〕
     Ⅰ 本稿の課題
     Ⅱ 条約の国内実施状況報告とその審査の概要
     Ⅲ CEDAWによる日本審査と総括所見
     Ⅳ 残されている課題―同一価値労働同一賃金原則の実現
    2 法曹養成機関の責務としての女性法曹輩出―取り組みの成果と構造的課題〔石田京子〕
     Ⅰ は じ め に
     Ⅱ なぜ,女性法曹輩出が必要なのか
     Ⅲ 早稲田大学法科大学院での取り組み
     Ⅳ 女性法曹輩出における構造的課題
     Ⅴ まとめ:タマゴが先かニワトリが先か
    【立法・司法・行政の新動向】
    事実婚調査から見た選択的夫婦別姓制の必要性〔上水流由香〕
     Ⅰ はじめに・背景
     Ⅱ 事実婚に関するこれまでの調査
     Ⅲ 選択的夫婦別姓,事実婚当事者の意識調査
     Ⅳ 事実婚の人数と結婚待機人数推計
     Ⅴ 事実婚調査から見た選択的夫婦別姓制の必要性

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