女学生の系譜・増補新装版

女学生の系譜・増補新装版

出版社: 青弓社
著者: 本田 和子
  • 断髪、自転車、海老茶袴、ラブ……。学校という近代化装置に組み込まれた少女たち=女学生は、明治期以降に何者として存在し、社会はどのようなまなざしを向けたのか。装いや小説・少女雑誌での表象などを手がかりに、女学生の誕生とその系譜をたどる。
  • 第1章 「女学生」の誕生
     1 装飾される都市
     2 時代のヒロイン
       開化の記号――女学生のイコノロジー
    第2章 髷からの解放
     1 丸う結ぶや束髪
     2 断髪――近代の視覚化
     3 女たちのディスクール
     4 風俗と思想
       花開く明治、登場する女学生――女学生のイコノロジー
    第3章 風のいたずら
     1 翻る娘たち
     2 カーテン製舞踏服
     3 海老茶式部の登場
     4 「女学生」――挑発する「性」の象徴
       時代のヒロイン――女学生のイコノロジー
    第4章 宙に揺れることば
     1 囲いのなかのジャーゴン
     2 「書生ことば」の近代
     3 虚妄としての平等
     4 江戸からの贈りもの
     5 宙吊りされることばたち
    第5章 恋(ルビ:ラブ)と脳病
     1 ヒステリーの登場
     2 脳病と心の病
     3 分裂の発見
     4 ラブすること
     5 「恋(ルビ:ラブ)」と「愛(ルビ:ラブ)」――その虚妄性
       少女幻想――女学生のイコノロジー
    第6章 「少女」への凝集化
     1 置き去りにされる娘たち
     2 少女幻想共同体
     3 「女学」の雑誌から「少女」の雑誌へ
     4 メディエーターとしての若松賤子
     5 少女小説の始まり
       明治の終焉――女学生のイコノロジー
    第7章 『森』――近代型女人の神話と時代
     1 内なる明治
     2 にんじんとあんパンと鉱毒事件
     3 「女学生」という不器量
     4 猶予期間の出現
     5 プラトニックラブ――囲い地のなかの神話
     6 明治の終焉
    第8章 フェミニティーの世紀末
     1 ジャーナリズムと女流
     2 物書く女たちの栄光と受難――欲望する視線の前に
     3 「見られること」による「見ること」の精練
     4 逆風を追い風に
     5 神は細部に宿りたもう
    あとがき
    増補版あとがき
    解題 「本田学」の魅力 今田絵里香

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